« 極座標と直交座標の変換(方向余弦) (1/3) | トップページ | 5月19日の太陽と黒点 »

2013年5月19日 (日)

極座標と直交座標の変換(方向余弦) (2/3)

  「Excelで極座標と直交座標の変換(方向余弦)(赤経・赤緯)編集

  「極座標と直交座標の変換(方向余弦) (1/3)編集
  「極座標と直交座標の変換(方向余弦) (2/3)編集 (この記事)
  「極座標と直交座標の変換(方向余弦) (3/3)編集

--------

前記事で赤経・赤緯を直交座標(方向余弦)に変換する方法を書きましたが注意すべき点があります。
それは経度に相当するものの測り方の向きです。赤経は春分点(x軸)に向かって左側(東側)がプラス右側(西側)がマイナスになります。一方方位角の場合は南(x軸)に向かって右側(西側)がプラス左側がマイナスとなります。

座標軸はx=南、z=天頂の方向とします。

たとえば方方位角A、高度hのところに恒星が見えるとします。この恒星の直交座標(xp,yp,zp)
(OPの長さrを1とすれば方向余弦(L,M,N) )を求めます。
池袋駅南口の天文計算

まずこの図を天頂方向から見たとします。
池袋駅南口の天文計算

天頂方向から見たOPの長さをr'とすると

  xp = r' * cos(A)
  yp = - r' * sin(A)

です。ここでz軸とOPを含むv-z平面を横から(正面から?)見たときを考えます。
池袋駅南口の天文計算

そうすると

  r' = r * cos(h)
  zp = r * sin(h)

です。

以上をまとめると

  xp = r * cos(h) * cos(A)
  yp = - r * cos(h) * sin(A)
  zp = r * sin(h)

となります。これが極座標を直交座標に変換する方法になります。

r=1の場合つまり方向余弦は

  L = cos(h) * cos(A)
  M = - cos(h) * sin(A)
  N = sin(h)

ということになります。

次に直交座標を極座標(赤経・赤緯、方位角・高度など)に変換する方法について書きます。

(続く)

« 極座標と直交座標の変換(方向余弦) (1/3) | トップページ | 5月19日の太陽と黒点 »

編集用」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

フォト

サイト内検索

  • 記事を探されるんでしたらこれがいちばん早くて確実です。私も使ってます (^^;; 検索窓が表示されるのにちょっと時間がかかるのはどうにかしてほしいです。

新着記事

リンク元別アクセス数

  • (アクセス元≒リンク元、原則PCのみ・ドメイン別、サイト内等除く)

人気記事ランキング

  • (原則PCのみ、直近2週間)
無料ブログはココログ