5月19日の太陽と黒点
2013年5月19日の太陽と黒点です。
左側の太陽を撮影しカメラの位置を変えずに2分50秒後に撮影した太陽を重ねたものです。
このような撮影方法をとるのには理由があります。
黒点の位置をあとで調べるとき太陽がどちら向きになるように撮影したのか問題になります。画像だけからカメラの向きを知ることはできません(水準器を使っても0.1度までの精度を出すのは難しいでしょう)
このように時間をあけて撮れば二つの太陽を結ぶ線は等赤緯線となり、それを水平になるように回転すれば画像は天の北極を上にして撮ったものになります。
黒点の位置を正確に調べたいときはこのような工夫が必要です。
この画像の分析結果はあらためて記事にします。
上の画像は4000x3000のサイズの画像を580x435に縮小したものです。
参考までに右側の太陽の右下の部分をピクセル等倍で切り出すと次のような画像になります。
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撮影
PENTAX Q
Zoom-NIKKOR 80-200mm1:4
RAYQUAL NF-PTX/Q
ND8+ND8+ND400
F11 ISO125 1/2500sec
2013/05/19 12:07:21、12:10:11
カメラの時計はじつは50秒ほど進んでいました。
使うとしても時間間隔だけなので秒まで表示しておきます。
画像処理
GINM 2.8.2
Adaptive Contrast Enhancer
(黒点の位置・形を明確にするために使用しています)
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