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2013年6月 2日 (日)

Hαフィルターを使わずにHα写真を撮る方法

さっきはヨタ記事を書いてしまいましたが、今度はけっこう本気です。
ただしじっさいにこんなのでうまくいくかどうかはわかりません (^^;;

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太陽のHα写真を撮ってみたいのですがそれにはHαフィルターが必要です。そしてそれはとても高価です。狭帯域のフィルターは目の玉の飛び出るようなお値段になります。

太陽磁場望遠鏡の構造を見ているうちにこんな原始的な方法を思いつきました。

$池袋駅南口の天文計算

まず対物レンズL1を太陽の方向に向けます。そして像ができる位置にスリットをおきます。スリットは太陽の動く方向と直交する向きにします。

スリットの後ろに回折格子(またはプリズム)をおきます。さらにその後ろにレンズL2(接眼鏡でいいはずです)を置くとスリットの像ができるのですが回折格子を通っているのでスリットの像はスペクトルになります。

この像の位置にスリット・センサーをおきスリットがスペクトルのHαの位置くるようにします。

こうすると太陽のある位置を直線的にHαで見た像が得られます。

あとは

1. 太陽の動きにあわせてセンサーを動かす

か、あるいは

2. 動画を撮って各コマを位置をずらしながら合成する
 (これはImageMagickなんかを使えばわりと楽にできます)

ことによって太陽のHα画像が得られるはずです。

ポイントはいうまでもなくこれだけのものをHαフィルターの価格よりお安く作ることです。
となると回折格子よりプリズムの方がいいかも。あるいはCD-ROMとか (^^;;

2.の方法だったらスリット2は不要でいっぺんにいろんな波長の写真が撮れます!
1.の方法でもスリット2の位置を動かせば任意の波長の写真が撮れますからこういうところはバンドパスフィルターを使うよりアドバンテージがあります (^^)

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適当に減光するとか回折格子だったらバンドパスフィルター(かローパスフィルター)を入れておくということは必要でしょうが、そういうのは省略してあります。

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参考
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国立科学博物館 - 理工学研究部 - 若林文高 - DVD分光器の回折条件
  
Welcome to my homepage. - DVD分光器
  「星は空の彼方、月よりも遠く
     - 光害除去フィルター(4)-脱線(簡易分光器の直線性)(2016/03/18)
  「Web Page of T.Nomoto - スペクトル色々」 (「ネオンランプと水銀ランプ」)
  国立天文台編 「理科年表」 丸善出版、2014

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