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2013年8月 6日 (火)

太陽の自転軸のパラメーターP,B0,L0を「計算で」求める (1)

太陽や月の自転軸はP,B0,L0の三つのパラメーターで表されます。これらは天文年鑑でも理科年表でも調べることができますし
  「国立天文台 暦計算室 暦象年表 太陽の自転軸

  「国立天文台 暦計算室 暦象年表 月の自転軸
で調べることもできます。

でも自転も公転も力学にしたがっているわけですから自分で計算できるはずです。

月の視差について考察するつもりが
  「月の視差について考えてみた (2-3)

  「月の視差について考えてみた (2-4)
ではちょっと脱線してしまいましたので、その成果を使って考えてみたいと思います。

まず考えやすそうな太陽の、そしてB0について....

-----

$池袋駅南口の天文計算-2-4-06

となるわけですがθは自転軸の傾きです。理科年表で調べたら7.25°でした。

さてφの方ですが自転軸が傾いている方向ですから

  φ = B0を求めたい日時の真近点角 - 自転軸が地球の方向を向いたときの真近点角

となります。

「B0を求めたい日時の真近点角」は「B0を求めたい日時の平均近点角」からケプラーの方程式を解いて離心近点角を求め、それから求める必要があります。

Excelで解くケプラーの方程式」 編集

面倒ですがどうにかなりそうです。

一方「自転軸が地球の方向を向いたときの真近点角」はいくら調べてもわかりませんでした。これがわからないことにはB0を計算で求めるということができません。

(続く)

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