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2013年9月10日 (火)

現代天文学講座「地球回転」

書名のとおりひたすら地球の自転について書いた本です。なにしろ「極運動」についてだけで一章をとり50ページにわたって解説してあります。

序章のタイトルが「位置天文学と地球物理学の学際」とあり、これがこの書籍の位置づけを示しています。

第1章「星の位置と運動」、第2章「天文時から原子時」と進みそれから地球の自転に関するもろもろに進むので地球の自転と天体の位置や時刻との関係が理解しやすいと思います。

一般に天文書では章動や極運動がどの程度の影響があるかということを数値や式で示してあってもなぜそれが発生するかの説明はほとんどないものですが、この本にはそれがあります。

ここまで厳密な議論がアマチュアに必要か?と疑問を持たれる方もいらっしゃるかと思いますが、少なくとも掩蔽を秒あるいはそれ以上の精度で予測しようとすると極運動も影響が出てきそうです。

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