ちょっと恥ずかしい本日未明の掩蔽観測報告(追記あり)
タイトルのとおりあんまりまともな内容の記事じゃないです。今回の掩蔽についてはちゃんとした観測記録が
「惑さん - 28日未明の星食観測結果」
にありますのでそちらの方が参考になると思います。またほよほよさんが出現の模様を動画に撮られたそうですから記事にされるのではないかと思います。興味津々です。
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記事がアップされています。
「ほよほよさん - 28日未明の星食(60Cnc)」
動画はこれからみたいです。
(2013-10-28 10:31:48)
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今朝はうんと早起きして
「28日“未明”の5.4等星の掩蔽」
に書いた掩蔽を見ることにしました。
出現予想時刻30秒前

月には薄雲がかかり左にあるはずの4等星も写っていません。相手は5.4等星ですから地球照がはっきり見えるくらいに写らないと出現の瞬間を写真に撮ることはできません。
不安になりますが予想時刻の10秒前から20秒間毎秒二コマ撮ってみました。
最初の一枚です。

日頃の行いがいいせいか雲が切れ4等星も地球照もはっきり見えています。
そして突然姿を現した5.4等星(60 Cnc)の画像もありました。

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さて出現が何時何分何秒だったのか?
今日の掩蔽はGPS受信モジュールの1PPS出力+時刻情報の音声記録付き動画撮影で臨む予定でした。先日の掩蔽で動画が撮れなかった反省からちょっと構成を変えて撮影することにしていました。今回は比較的明るい恒星だしどうにかなると思っていたのですが事前にテストしてみると出現・潜入が判断できそうなのは4等星くらいが限度のように思えます。
そこでPENTAX K-r+GPSユニットでの撮影に切り替えます。さらにカメラの準備をしていたらどうも掩蔽の時刻に月が建物の影に入ってしまいそうな様子です。しようがないので移動して撮ることにしたのですが高い建物のあいだのスペースなのでGPSユニットが電波をつかんでくれません。
というわけで出現時刻がよくわかりません (^^;;
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というわけにも行かないので可能な限り努力はしてみました。
実際の時刻とExif情報の時刻の関係を調べようと写した写真があり出現の頃カメラの時計は7.8秒ほど進んでいたことがわかりました。
また出現の瞬間が写った写真はExif情報で言うと3時4分12秒に1/2秒の露出で写した2枚の写真のうち後の方でした。
(少なくともPENTAX K-rでは)長時間露出したときは撮影開始時の時刻がExif情報に書き込まれるようです。これらから出現の瞬間が写った写真は3時4分4.7秒から5.2秒のあいだに撮影が開始され0.5秒間露出したものということになります(正確に1秒に2枚撮られているわけではないようなのでそれの補正もしなければならないのですがめんどうなので省略します)
結論としては出現は3時4分4.7秒から3時4分5.7秒のあいだくらいということになります。
今回は2時4分5秒±1秒と記録しておくことにします。
目標の「0.1秒の精度で潜入・出現の時刻を測る」までまだ道のりは遠いです。
ところでGPSユニット(アストロトレーサー O-GPS1)を使えば正しい時刻が記録されるのかというと、それは検証してみないとなんとも言えないわけでこれについてはあらためて記事にする予定です。もし時刻をGPSモジュールの測位情報から取得してそれをそのまま使っていると0.3秒~0.4秒程度遅れている可能性があります。
また今回のような「ビルの谷間」ではGPS受信モジュールも正しく動作しそうにありません。撮影場所も再検討した方がよさそうです。
(2013-10-28 07:59:17)
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星食(掩蔽)に関する関連記事や参考文献の一覧はこちら
「星食(掩蔽)参考文献・関連記事一覧」 編集
「惑さん - 28日未明の星食観測結果」
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動画はこれからみたいです。
(2013-10-28 10:31:48)
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今朝はうんと早起きして
「28日“未明”の5.4等星の掩蔽」
に書いた掩蔽を見ることにしました。
出現予想時刻30秒前

月には薄雲がかかり左にあるはずの4等星も写っていません。相手は5.4等星ですから地球照がはっきり見えるくらいに写らないと出現の瞬間を写真に撮ることはできません。
不安になりますが予想時刻の10秒前から20秒間毎秒二コマ撮ってみました。
最初の一枚です。

日頃の行いがいいせいか雲が切れ4等星も地球照もはっきり見えています。
そして突然姿を現した5.4等星(60 Cnc)の画像もありました。

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さて出現が何時何分何秒だったのか?
今日の掩蔽はGPS受信モジュールの1PPS出力+時刻情報の音声記録付き動画撮影で臨む予定でした。先日の掩蔽で動画が撮れなかった反省からちょっと構成を変えて撮影することにしていました。今回は比較的明るい恒星だしどうにかなると思っていたのですが事前にテストしてみると出現・潜入が判断できそうなのは4等星くらいが限度のように思えます。
そこでPENTAX K-r+GPSユニットでの撮影に切り替えます。さらにカメラの準備をしていたらどうも掩蔽の時刻に月が建物の影に入ってしまいそうな様子です。しようがないので移動して撮ることにしたのですが高い建物のあいだのスペースなのでGPSユニットが電波をつかんでくれません。
というわけで出現時刻がよくわかりません (^^;;
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というわけにも行かないので可能な限り努力はしてみました。
実際の時刻とExif情報の時刻の関係を調べようと写した写真があり出現の頃カメラの時計は7.8秒ほど進んでいたことがわかりました。
また出現の瞬間が写った写真はExif情報で言うと3時4分12秒に1/2秒の露出で写した2枚の写真のうち後の方でした。
(少なくともPENTAX K-rでは)長時間露出したときは撮影開始時の時刻がExif情報に書き込まれるようです。これらから出現の瞬間が写った写真は3時4分4.7秒から5.2秒のあいだに撮影が開始され0.5秒間露出したものということになります(正確に1秒に2枚撮られているわけではないようなのでそれの補正もしなければならないのですがめんどうなので省略します)
結論としては出現は3時4分4.7秒から3時4分5.7秒のあいだくらいということになります。
今回は2時4分5秒±1秒と記録しておくことにします。
目標の「0.1秒の精度で潜入・出現の時刻を測る」までまだ道のりは遠いです。
ところでGPSユニット(アストロトレーサー O-GPS1)を使えば正しい時刻が記録されるのかというと、それは検証してみないとなんとも言えないわけでこれについてはあらためて記事にする予定です。もし時刻をGPSモジュールの測位情報から取得してそれをそのまま使っていると0.3秒~0.4秒程度遅れている可能性があります。
また今回のような「ビルの谷間」ではGPS受信モジュールも正しく動作しそうにありません。撮影場所も再検討した方がよさそうです。
(2013-10-28 07:59:17)
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