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2013年11月21日 (木)

GPSモジュールの測位情報を見るために....(訂正あり)

最初は1PPS出力さえ得られればいい、私の技術力では1PPS出力を得るのが精一杯ではないか、と思ってGPS受信モジュールGM-316を使い始めました。
ブログのいいところでほよほよさんはじめいろいろ教えてくださる方もいらっしゃったので今は測位情報の中から時刻や受信ステータスを抜き出して表示できるところまできました。

こうなると測位情報をぜんぶ見てみたくなります。例えば電源を入れて正しい測位が得られるまでに測位情報はどう変化していくのかを調べてみたくなりました。

そこでどうしようもなくいまさらの話になるのですが測位情報をPCのターミナルソフトで見られるようにしてみました。

GPS受信モジュールの測位情報出力はシリアル出力ですのでTTLレベルからRS232Cに変換しさえすればPCでその内容を見ることができます。

このレベルコンバーターはほよほよさんの記事

  「GM-316に半田付け

にあるように専用のICがあるのですが手元になかったので作ってみました。いろいろ方法はあると思うのですがオペアンプを使った差動増幅回路を利用します。オペアンプを使うんだったら帰還をかけずにコンパレータとして動作させてもいいのですがああいうのは想定されていない動作をさせているわけでどうも生理的にダメです。

TTLレベルの2Vくらいの変化をRS232Cに必要な±5Vくらいの変化に変換します(RS232Cは電流の向きが重要なので電圧は適当でいいです。最低±3Vから±15Vくらいの範囲で動作するはずです)

オペアンプの-入力+入力に参照電圧として1.5Vくらいを設定しておくとTXA出力をオペアンプの+入力に接続しそれがLowになれば出力はマイナスにプラスになり、Highになれば出力はプラスにマイナスになります。RS232Cはマイナスになったほうが“マーク”です(ということに後から気づいて実際の回路は手直ししたのですが回路図を直していなかったので差替えました 2013-11-21 10:43:18)
$池袋駅南口の天文計算

それなりの回路定数にしてありますが、じっさいにはD1とD2の二つのLEDの光具合を見ながら可変抵抗で参照電圧を調整し出力がRS232Cらしくなるようにします。
参照電圧としてはLEDの順方向電圧を使いました。少なめの電流を流しておくと2V弱になるのでちょうどいい電圧になります。
GM-316のTXA出力のHighはちょっと電圧が低いんじゃないかという気もします(あんまり根拠はないです。使った感じそういう気がするというだけですが)これはPICのRX端子がシュミットトリガーになっていてHighはVDDの8割の電圧が必要なので高めの電源電圧にしたとき問題になりそうです。後日コンパレータを入れて対応する予定です。

それから回路図に接続すべきRS232Cのピン番号(2と5)を書いてありますがこれは9ピンDSUBの場合です。25ピンの場合は3と7になると思います。またフロー制御が有効になっていると他に接続が必要なピンが出てきますので“垂れ流し”に設定しておきます。

PCに接続したらこんなのが表示されます。
池袋駅南口の天文計算

室内でテストしていたので測位情報はまだ出力されていません。

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間違っていた回路図、ご参考まで (^^;;
池袋駅南口の天文計算

(2013-11-21 01:11:48、2013-11-21 10:43:18)
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