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2013年11月30日 (土)

水星の方向を撮ったら白い点が写っていた

以前水星の写真を撮っているとき夜があけ空が明るくなるのに連れて水星は見えなくなりました。それで今回の水星食は撮れないのではないかと思っていたのですがそのときは標準程度の焦点距離のレンズを使っていました。
水星食のときはとうぜん望遠レンズを使うことになりますので写らないと決め付けるのは早過ぎるような気がします。

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今日からちょうど4年11ヶ月前に水星食がありました。これは白昼の食でしたが写真を撮っている方がいらっしゃいます。そういう写真を見ると水星は意外に明るく見た目は月よりもはっきり写っています。

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月の場合太陽・月・地球と光は進み、金星の場合だったら太陽・金星・地球と光は進みます。後者の方が距離はあるのですがアルペド(反射能)がぜんぜん違うので金星は明るいです。単位面積あたりの明るさだったら金星がぜったい上だと思います。真昼の金星のキラキラな感じを見るとそう思います。

一方水星はあんまりアルペドは大きくないようです。ただ太陽に近いので月に反射してくる光と距離はそんなにかわりないでしょう。少なくとも月と同じくらいの(単位面積あたりの)明るさはあるように思えます。

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お昼に月の方向を撮ったら月が写っていました。
池袋駅南口の天文計算

お昼に水星の方向を撮ったら白い点が写っていました。
池袋駅南口の天文計算

同じEV値で撮影しています。下の写真の方が空が明るいのは太陽に近いためです。
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写真はマンフロットのギヤ付き雲台で方位角と高度を合わせて撮っています。
PENTAX K-rに300mmのレンズです。
画像はAdaptive Contrast Enhancementを適用した上でトリミングしさらに1/4くらいに縮小しています。

「水星の方向」を撮った写真にある白い点は15ピクセルほどの直径がありますのでノイズではなさそうです。また他の画像の同じ位置にはありませんのでゴミでもなさそうです。でも水星?と聞かれると自信をもってYesとは答えられません。日周運動を確認できればいいのですが....

(2013-11-30 19:44:04)
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「お昼に金星の方向を撮ったら金星が写っていた」写真も追加しておきます。
ただこれは撮影条件が違っていてf=700mmのレンズを使っています。
$池袋駅南口の天文計算

(2013-11-30 21:00:26)

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