明日明け方の水星食予測(潜入編)
遅くなりましたが明日の水星食の予測です。まず潜入から例によってExcelのシートになっています。
「掩蔽_20131202_水星.xls」
いつもの星食の予測とは違って水星の動きと視差を考慮してあります。水星の動きは線形であると仮定していますが、これは秒程度の精度であればぜんぜん問題ないはずです。
月の視位置を海洋情報部の計算式で求めるというのは間に合いませんでした。いつものとおり暦象年表のデータを使っています。
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ただこの水星食をご覧になれる方ってほとんどいなさそうな。

まず(東京の場合)高度が1.2度、大気差を考慮して1.6度です。この高度というのは月の中心の高度で潜入点はこれよりさらに低いです。カノープスより難易度が高いです。そうそう都合よくビルの谷間はないわけで....
月齢は-1くらいで輝面比は0.02です。ご覧になったことがある方はご存知だと思いますがこの月齢の月はどこにあるかすぐにはわからないのがふつうです。月を見つけて撮ればいいと考えられている方は作戦を練り直した方がいいと思います。高度が低い分地上の構造物や山などを目印にできるので事前にそれらの方位(とできれば高度)を押さえておけば楽でしょう。
潜入のとき月のある方向は今夜シリウスが20時50分にある方向です(ただし高度はそのときのシリウスの半分以下ですが)
否定的な材料ばかりですが、それだけにファイトが湧いてくる方もいらっしゃるのではないかと思います。
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水星は大きさがあるので予測は二つあります。水星の縁と月の外縁が接触した時刻、水星の縁と月の内縁が接触した時刻です。第一接触、第ニ接触としてあります。高度や方位角などは第一接触のときの値になっています。
第一接触と第二接触の間の時間は東京の場合10秒くらいあります。札幌だともう少し長くなります。この時間は水星の大きさ、潜入するときの角度、水星の見かけの移動速度と月の見かけの移動速度の差などいろんな要素で決まります。
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星食(掩蔽)に関する関連記事や参考文献の一覧はこちら
「星食(掩蔽)参考文献・関連記事一覧」 編集
「水星の視位置・12月2日の水星食に向けて」 編集
「明日明け方の水星食予測(潜入編)」 編集 (この記事)
「掩蔽_20131202_水星.xls」
いつもの星食の予測とは違って水星の動きと視差を考慮してあります。水星の動きは線形であると仮定していますが、これは秒程度の精度であればぜんぜん問題ないはずです。
月の視位置を海洋情報部の計算式で求めるというのは間に合いませんでした。いつものとおり暦象年表のデータを使っています。
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ただこの水星食をご覧になれる方ってほとんどいなさそうな。

まず(東京の場合)高度が1.2度、大気差を考慮して1.6度です。この高度というのは月の中心の高度で潜入点はこれよりさらに低いです。カノープスより難易度が高いです。そうそう都合よくビルの谷間はないわけで....
月齢は-1くらいで輝面比は0.02です。ご覧になったことがある方はご存知だと思いますがこの月齢の月はどこにあるかすぐにはわからないのがふつうです。月を見つけて撮ればいいと考えられている方は作戦を練り直した方がいいと思います。高度が低い分地上の構造物や山などを目印にできるので事前にそれらの方位(とできれば高度)を押さえておけば楽でしょう。
潜入のとき月のある方向は今夜シリウスが20時50分にある方向です(ただし高度はそのときのシリウスの半分以下ですが)
否定的な材料ばかりですが、それだけにファイトが湧いてくる方もいらっしゃるのではないかと思います。
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水星は大きさがあるので予測は二つあります。水星の縁と月の外縁が接触した時刻、水星の縁と月の内縁が接触した時刻です。第一接触、第ニ接触としてあります。高度や方位角などは第一接触のときの値になっています。
第一接触と第二接触の間の時間は東京の場合10秒くらいあります。札幌だともう少し長くなります。この時間は水星の大きさ、潜入するときの角度、水星の見かけの移動速度と月の見かけの移動速度の差などいろんな要素で決まります。
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