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2014年2月 5日 (水)

月齢・月相・位相角・輝面率

月齢(月令)という言葉があります。新月(朔)からの経過日数を意味します。あくまで「新月からどれだけ経ったか」ということですから月がどのくらい欠けて見えるかは月齢からははっきりとわかりません。同じ年でも老けた人もいれば若やいだ人もいるという人間の年齢に似たところもあります。

たとえば「満月」っていうのが何かと考え始めるとなかなかやっっかいです。 日常的な感覚としては   お月様がもっともまん丸くなるとき=お月様の欠けた部分がもっとも少なくなるとき なんでしょうが天文学的(?)には望として定義されています。つまり太陽と月の黄経の差が180度になるときです。この定義から直接「お月様がもっともまん丸くなる」という結論は出ないと思いますからちょっとやっかいです。 ひとまずどういうことになっているかまとめてみました。
イベント 月齢 月相 太陽月黄経差 離角 位相角 輝面率
新月(朔) 0.0 0 0度 ≒0度 ≒180度 ≒0.0
上弦 ≒7.4 7 90度 ≒90度 ≒90度 ≒0.5
(日常感覚の上弦)
半月
≒7.4 ≒7 ≒90度 ≒90度 90度 0.5
≒14.8 14 180度 ≒180度 ≒0度 ≒1.0
(日常感覚の)満月 ≒14.8 ≒14 ≒180度 ≒最大 最小 最大
下弦 ≒22.1 21 270度 ≒90度 ≒90度 ≒0.5
(日常感覚の下弦)
半月
≒22.1 ≒21 ≒270度 ≒90度 90度 0.5
日食 0.0 0 0度 0度度 180度 0.0
月食 ≒14.8 14 180度 180度 0度 1.0

  これを見ていちばん気になるのは上弦・下弦≠半月ということでしょうか。 これから具体的に半月になるのはいつなのか、上弦・下弦の時刻とどのくらい違うのか、また満月の時刻=望の時刻なのかということを考えてみたいと思っています。 

上の表で月相・離角・位相角や輝面比(輝面率)という言葉を使いましたがまずこれらがどのように定義されるかを明確にした上でそれらを計算する方法を示したいと思います。

関連記事
  「月の位相角と輝面率(輝面比)を計算する(1)
  「Excelで計算する月の位相角と輝面比
    (「月の位相角と輝面率(輝面比)を計算する(2)」)
  「太陽の黄経・黄緯を求め月相を計算する

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