続々・ICRS/ICRFから視位置への変換(太陽編)
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最初「ICRS(J2000.0)から視位置への変換(太陽編)」の記事を書いたのですが結果があんまり芳しくありませんでした。場合によっては0.0001度(度分秒の0.4秒、時分秒の0.02秒)くらいの誤差がありました。どうやら年周光行差の計算に問題がありそうだということで次に「続・ICRS(J2000.0)から視位置への変換(太陽編)」を書きました。
結果はかなり改善されたのですが最大0.00003度(度分秒の0.12秒、時分秒の0.006秒)くらいの誤差が残っていました。
この二つの記事は“ICRSから”というタイトルを付けていますが“NASA JPL's HORIZONS system”のICRS/ICRFのデータを使ってはいるもののそれをJ2000.0座標系での値として使っていました。
今回は前記事
「ICRS(ICRF)からJ2000.0座標への変換」
の成果(?)を利用して“NASA JPL's HORIZONS system”のデータをいったんJ2000.0座標系の値に変換した上で視位置を求めてみました。
「ダウンロード Excel_Sun13.xls (411.5K)」
結果だけですがこうなりました。
今回は“NASA JPL's HORIZONS system”の視位置との差は最大でも0.00001度(度分秒の0.04秒、時分秒の0.002秒)です。
重力場の影響は考慮していないのですが、これだけ結果が一致するのであれば視位置の計算方法としてはこれでまったく問題ないと思われます。
太陽のICRS/ICRFでの位置から視位置への変換・計算手順
1. ICRS/ICRFの座標をJ2000.0座標系の座標に変換する。
(このとき光差はすでに補正されてあるものとします)
2. 歳差を適用し平均位置を求める。
3. 章動を適用し真位置を求める。
4. 年周光行差を適用し視位置を求める。
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