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2014年10月15日 (水)

インダクタンスの測り方 (2)

どれも全体的に中途半端な記事です。まず

  「インダクタンスの測り方・まとめ

を読んでいただいてからの方がいいと思います。この方法に関連してはより本格的(?)な方法もあります。

  「インダクタ(コイル)の複素インピーダンスを測ってみた

-----

先日「インダクタンスの測り方」という記事を書きました。

電磁誘導の式からインダクタンスを求めるというものだったのですが、今回は別の常識的な(?)方法で求めてみます。

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こんな回路を使います。やることは抵抗R=1000Ωの両端の電圧を測るだけです。
L_test

左側のシグナルジェネレータは

  「ウィーンブリッジ発振回路の帰還量(増幅率)と波形の関係

で作ったウィーンブリッジ発振回路を使います。発振周波数 f=1600Hz、出力電圧 E=1.54Vでした。

右側の電圧計は

  「交流電圧計(ミリバル)の簡単な作り方

で作ったミリバルを使います。10mV~3Vくらいの交流電圧の測定が可能です。

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抵抗の端子電圧の測定結果はEout=0.94Vでした。これからインダクタンスを求めることができます。

  L = R * sqrt( (E/Eout)^2 -1 ) / ( 2*pi()*f )
   = 1000 * sqrt( ( 1.54/0.94)^2 -1 ) / ( 2*3.14*1600 )
   = 0.13

0.13Hでした。

あれ~、先日の測定結果とぜんぜん違いますね。どうしてこんなに違うのかは今後の課題とさせてください。もっと別の方法でインダクタンスを測定してみたいと思います。

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説明を書くのが面倒なので....

課題 1.

  上の方法でインダクタンスを求められることを説明してください。

課題 2.

  インダクタンスの巻線には抵抗があります。
  インダクタンスと同時に(等価)直列抵抗を求める方法を考えてください。

課題 3.

  同様な方法でキャパシタンスを求めるにはどうしたらいいでしょう。

------

関連

  「インダクタンスの測り方
  「インダクタンスの測り方 (2)
  「インダクタンスの測り方 (3)」  (コルピッツ発振回路の発振条件と発振周波数 (1)
  「インダクタンスの測り方 (4)
  「インダクタンスの測り方 (5)
  「続・インダクタンスの測り方 - 5 - 交流ブリッジ
  「インダクタ(コイル)の複素インピーダンスを測ってみた

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コメント

ミリバルの実用化第一弾ですね(≧∇≦)
実験、課題トライします。

ひとまず明日の接食を目の前のターゲットにしますが(¬_¬)

p.s. なんだか曇ってます、、、

はい、せっかく作ったんだから何かしないともったいなくて (^^;;
インダクタンスを測る課題があったのを思い出してやってみました (^^)

先生よく分からなくなってきたので教えて下さい(/□≦、)
例えばこの回路で抵抗をつけずにコイルだけを繋いで、コイル両端の電圧を測ったり、回路上の電流を測ることって出来ないのでしょうか?
抵抗だけの時は、そうやって測ったり出来るので、コイルやコンデンサが出てくるとダメなきでしょうか

そんなことはありませんよ。
抵抗のときと同じような回路でもぜんぜん問題ありません。
この記事ではできるだけ誤差が出ないように測りたいということがあるのでこういう回路構成にしているだけです。

そうなのですね、、、
何かやろうとするたびに詰まってしまいます(T-T)
記事にしてみますので、またよろしくお願いします。

はい、了解です (^^)
そんなに焦ることはないです。
恒星の視位置計算はもう三年間やってますが未だにこれでぜったい合っているという自信が持てません (^^;;

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