月面Xの時刻予測 - 2014年11月29日
今後の予想は
「2015年月面X予測(予想?) (+ 2014年12月、2016年2月)」
にあります。
-------
この「月面X」の観測結果は
「月面Xの記録 - 2014年11月29日」
「検証・月面Xの時刻予測 - 2014年11月29日」
にあります。観測結果は後日
「「月面X」はいつ見えたか?」
に統合する予定です。
-------
検索ワードを見ると「月面X」が人気(?)のようです。
記事はすでに
「月面Xはいつ見えるか? 2014年10月、2014年11月」
として書いているのですが、ちょっと見にくかったと思うのであらためて表にまとめました。
予想がどれほど信用できるかわかりませんが、
「「月面X」はいつ見えたか?」
からするとそんなにはずしていないと思います。
------
16:38JSTの月
月面Xの見えるべきところがなんとなく明るくなっているように見えます。
今のところ予想通りの展開です。
(月全体の中での位置を示す画像は記事本文にあります)
=====
今日の予想を表にしました。
2014.11.29 | 時刻[hm] (JST) | 太陽の 月面余経度 | 太陽の 月面緯度 | 月面Xでの 太陽高度 | 見え方 | 「備考」 |
2014.11.29 | 16h51m | 357.85 | 1.16 | -1.60 | ☓(予測) | 「「月面X」が見える位置が光りだします。」 |
2014.11.29 | 17h09m | 358.00 | 1.16 | -1.46 | ☓(予測) | 太陽の月面余経度が358度、ふつうこの時刻が「月面X」の見え始める時刻として予測されてます。 でも今回はこの時刻にはまだ見えないと思います。 |
2014.11.29 | 18h10m | 358.51 | 1.16 | -1.00 | △(予測) | 「“X”の形が見えてきますが、右側が淡く見えたり切れ目があったりします。」 |
2014.11.29 | 19h15m | 359.07 | 1.16 | -0.50 | ○(予測) | 「いわゆる「月面X」の形になります」 |
2014.11.29 | 20h21m | 359.62 | 1.16 | 0.00 | ○(予測) | 「観望・撮影に適した時間帯です。」 |
2014.11.29 | 21h53m | 360.40 | 1.16 | 0.70 | △(予測) | 「このあたりからコントラストが低下し、また上側のクレーターの輪郭が見え始めます。」 じつはこの時間帯に関する情報が少ないです6月5日の月面Xのtaniyan さんの写真「Astroarts - 投稿画像ギャラリー - taniyanさん -梅雨空からの贈り物 月面X」を拝見すると撮影するなら21時20分頃までに済ませるのがいいかもしれません。 |
これはわりと条件がいいです。でもお天気が (^^;;
よくある太陽の月面余経度が358度になる時刻を月面Xの見える時刻とすると17時になるのですが、この時刻は実際にはちょっと早すぎるようです。さらに11月の場合太陽の月面緯度が比較的大きく実際に月面Xがよく見えるのは19時を過ぎてからだと思います。
今回は月面緯度が+側に振れています。これに近いのは2013年3月のケースです。このときは月面余計度が358度になる時刻では「月面Xの見えるべき場所に何か見えるがXには見えない」状況だったようです。
11月の「月面Xはいつ見えるか?」は私の理論(?)を検証する機会でもあります。
ちなみに他の方がどう予測しているか調べてみました。
「月からの手紙 - 「月面X」ゲツメン・エックス - FC2」
この方の予測の手法は(たぶん)私と考え方は同じだと思います。ただどこで月面Xがいちばんよく見えるかというところで見解(解釈)の違いがあるようです。この方の条件では(これまでの月面Xの観測記録例えば2013年1月や3月を調べると1時間程度早めの予測になっているように感じます。
「信州池田町観光情報 - 月面Xをみつけよう!!」を拝見すると“「月面X」を覗いてみよう♪”イベントがあるようですが、集合18時30分、終了19時頃だそうです。せめてあと30分でも遅くした方がいいように思うのですが....
コメントしようと思ったのですが掩蔽予測ほどには自信がなくて....
一方「結城市民情報センター 特別観望会(月面Xを見つけよう!)」は開始18時、終了21時15分だそうです。これは月面Xの全貌を観察できるとてもいい時間帯だと思います。
予測用のExcelファイルがあります。
「ダウンロード LunarX_1410.xls (185.0K)」
新規の予測を追加するときは何度もソルバーを実行する必要がありちょっと使いづらいです。ソルバーは黄色のセルを目的セルにしてオレンジ色のセルを変化させるセルにして実行します。つまり7回ソルバーを実行する必要があります。
月面Xの見える場所
関連
「趣味の天文計算・記事一覧」
「「月面X」はいつ見えたか?」
「月面Xはいつ見えるか? 2014年10月、2014年11月」
「6月5日の「月面X」をExcelで予測する」
「「Excelによる天文計算」記事目次とリンク集」
「これからのブログネタ」
« オペアンプ(NIC)で負性抵抗を作る | トップページ | 負性抵抗の抵抗値の測定法(オペアンプで作るNIC) »
「天文計算」カテゴリの記事
- 太陽の赤経・赤緯・地心距離をExcelで求める(海洋情報部の計算式) 2018年版(2017.12.25)
- 海上保安庁水路部の惑星位置の略算式 - 天王星の視赤経・赤緯(2017.07.22)
- 海上保安庁水路部の略算式 - 水星の視位置(視赤経・視赤緯)(2017.07.15)
- 海上保安庁水路部の惑星位置の略算式 - 火星の視赤経・赤緯(2017.07.13)
- 海上保安庁水路部の惑星位置の略算式 - 火星の(日心)黄経・黄緯(2017.07.11)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント