ふたご座流星群・観測結果報告 - 3
すみません。間違ってました。シリウスのすぐ近くを流れたのにありえない赤経・赤緯になってました(最後に書いている歪曲収差の件とは別の単なるデータの転記ミスです)
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撮影時刻 2014年12月15日 02時16分35秒~16分39秒(補正済み、Exif情報 - 54秒)
観測地 東京(東経139.7**度、北緯35.7**度)
出現点 赤経 102.29度 赤緯 -12.04度(J2000.0) 赤経 102.47度 赤緯 -12.06度(Apparent) 出現点 赤経 75.47度 赤緯 -1.85度(J2000.0) 赤経 75.67度 赤緯 -1.83度(Apparent)
(高度120kmとしたとき富士山南麓付近上空)
消失点 赤経 92.53度 赤緯 -32.71度(J2000.0) 赤経 92.68度 赤緯 -32.72度(Apparent)消失点 赤経 67.30度 赤緯 -10.49度(J2000.0) 赤経 67.49度 赤緯 -10.46度(Apparent)
(高度60kmとしたとき丹沢山付近上空)
(画像は恒星と流星の位置を強調してあります)
出現点・消失点は「写真から未知の天体の赤経・赤緯を求める (1)」書いた方法で求めているのですが、どうも残差が思うように小さくならなくておかしいなあと思っていました。
画像上の残差の分布を見ると(特に横方向で)軸対称でない歪曲収差が発生しています。ひょっとしてと思って画像中心とレンズ中心のズレを仮定して計算したらぴったり一致するようになりました。実寸にすると0.05mmくらいのものだったのですが。
ということで観測報告の1と2についても再計算してみることにします。
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「ふたご座流星群・観測結果報告 - 2」
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