PICでSPI - 超高精度SPIバスRTC(リアルタイムクロック)DS3234Sの実装
回路図も写真もなしでソースだけで
「PICでSPI - 超高精度SPIバスRTC(リアルタイムクロック)DS3234Sの使い方」
を書いてしまったので軽く実装方法を書きます。また
「超高精度SPIバスRTC(リアルタイムクロック)DS3234Sを使った周波数カウンターの実力」
「PIC/I2C大気圧センサーLPS331APの測定値をSDカード(SPI)に記録する - はじめに」
に実際に使った例があります。
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秋月電子通商で買ってきた「Maxim Integrated - DS3234 水晶およびSRAM内蔵、超高精度SPIバスRTC」を使っているのですがこれは20ピンSOパッケージです。2.54mmピッチのプリント基板を使う場合はピッチ変換が必要です。
ピンはほとんどそのまま引き出すだけでいいです。注意点としては
中央にある大きなのはバックアップ電池CR2032とその自作ホルダーです。プリント基板とゴムシートで両側から電池をサンドイッチにしてあります。こういうのを作るよりは秋月で売っているようなちゃんとした電池ケースを使った方がいいと思います。
写真に見えるセラミックコンデンサーはCR2032に(振動による接触不良等の事故防止のために)並列に入れてあるものですが、ちゃんとした電池ケースを使えばこういう余計なものは要りません。
(写真では見えませんが)VCCとGND間にはパスコンが入れてあります。0.1uFですが周囲の状況を考えて容量を増やすなり電解コンデンサーを並列に入れるなりします。
(これまた写真では見えませんが)/INT/SQWはプルアップしています。5.1kを使っていますが、用途に応じて適当な抵抗値にします。
電源(VDDと書いてしまいましたが、データシートじゃVCCと書いてありました)とSPI関係は右側の端子に引き出してありますが、/INTや/RSTや32kHzはピン配置をそのまま利用して引き出しています。
右上のソケットは「PIC18F26K22でSPI - 8ch/ADコンバータ MCP3208の使い方(ソース付き)」のためのものですが未実装(未配線)です。もしこの基板に載せることにしてちゃんと動いたらソケットを外して直接ハンダ付けすることになると思います。
==> MCP3208を載せたらSDカードの読み書きができなくなりました (^^;;
解決はしましたが....
「SPI接続でトラブル! 複数のデバイスが使えない」
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関連
「PICでSPI - 超高精度SPIバスRTC(リアルタイムクロック)DS3234Sの使い方」 (ソース付き)
「PICでSPI - 超高精度SPIバスRTC(リアルタイムクロック)DS3234Sの実装」
「RTC(リアルタイムクロック)の時刻を合わせる方法 - DS3234Sを例に」
「超高精度SPIバスRTC(リアルタイムクロック)DS3234Sは一ヶ月に0.2秒進む」
「ほんとうに超高精度かもしれないRTC・DS3234Sを使った周波数カウンター」
「超高精度SPIバスRTC(リアルタイムクロック)DS3234Sを使った周波数カウンターの実力」
「超高精度SPIバスRTC(リアルタイムクロック)DS3234Sを使った周波数カウンターの限界」
「測定対象別記事一覧(測定、電子工作、天文計算)」
「過去記事の一覧(測定、電子工作、天文計算)」
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