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2014年12月19日 (金)

カノープスと周辺の星

南の超低空に恒星らしきものが見えたらカノープスではないかと思うのですがなかなか確信が持てません。

まず最初にやることは日周運動の確認でしょうか。そして周囲の恒星との位置関係が確認できれば完璧なんですがそれがなかなかできません。カノープスは全天二番目に明るい恒星で低空といえどもそれなりの明るさがあります。“腐ってもカノープス”という感じです。
でも周辺にはそんなに明るい恒星はありません。

この時期空気が澄んできました。今日はカノープス見えるかなあと思って見るとたいていちゃんと見えます。やっと周囲の恒星との位置関係が確認できるようになりました。
Imgp73231000overlay

=======

写真中央の下の方にある30438がカノープスです。

写真を見てすぐにそこに恒星があるとわかったのは8115  1985 1(5.97)30252(6.74)です。まずカノープスとこの二つの恒星をもとに撮影条件(画像中心の赤経・赤緯、カメラの傾き(北極方位角)、レンズの実際の焦点距離、歪曲収差)を求めます(「写真から未知の天体の赤経・赤緯を求める (1)」)

星表からそれぞれの恒星の画像上の位置を算出しそこに星像があるか確かめていきます。以下5桁の数字はヒッパルコス星表、三つのグループの数字になっているのはティコ1星表の星表番号です(「ヒッパルコス星表とティコ星表 」)

8114   585 1(7.21) はずいぶんぼやけた感じではあるもののおそらく恒星だろうと思っていたのですがそれが裏付けられました。

31079(5.58) はぜんぜん気が付かなかったのですが確認してみるとはっきり星像があります。ちょっと見るとビルの一部が光っているとしか思えません。だから気が付かなかったのでしょう。

このあたりでExcelでレンズの焦点距離と歪曲収差も変化させるセルに含めて再度ソルバーを実行します。そうすると画像上の星像の座標と星表(を使って求めた恒星の視位置)から計算した星像の画像上にあるべき位置はとてもいい一致を示すようになります。

30546(8.8) はちょっと微妙です。確かにそこは周辺より明るくなっているのですが星像というのとは違ったイメージでした。近くにナトリウムランプがあるせいでしょうか。

29903(7.73) も同じくはっきりしません。そこに何かあるようには見えるのですが先入観なしに見れば恒星とは思わないような星像(?)でした。

参考
  「星空のおぼえ方-ソラのソムリエから自由をめざす - 右目と左目、見てるもの結構違うんですね
  「星空のおぼえ方-ソラのソムリエから自由をめざす - 見えたよ♪ 隙間のカノープス☆彡
  「星空のおぼえ方-ソラのソムリエから自由をめざす - 低気圧の去った帰り道、流れ星ひとつ☆彡
  「星空のおぼえ方-ソラのソムリエから自由をめざす - エラキスっていう星名よりも知られてないケフェウス王って(^^ゞ
  「星空のおぼえ方-ソラのソムリエから自由をめざす - 今シーズン初!見えたよカノープス☆彡

  「山歩き花見歩きの鳥見人 - カノープス、りゅうこつ座α星、南極老人、寿星、ざぶざぶ星、横着星、めら星・・・

  「星空とともに季節を感じたい… - 岬にて

  「はらちんのブログ - 2014 ふたご座流星群。


関連
  「大気差の計算式
  「大気差を実測する(太陽編)
  「東京でカノープス
  「東京でカノープスを見るには?
  「東京でカノープスが見えた日、見えなかった日

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コメント

先ほどまでカノープスを挑戦しに行っていました。

撃沈でした(ノ_-。)
私は恒星かどうかはシャッターを長い事あけて流れるか流れないかでチェックしてましたが、低空のほうは曇っていて全くダメでした。。。

あっ、日周運動の確認って書いてありましたね^^;

惑さんのところは南は海みたいだし緯度も低いだけにカノープスなんて楽勝と思ってました。
やっぱりカノープスってそれなりの有り難みがあるんですね (^^)
ここのところ晴れの日だと必ずと言っていいほど見えますよ。どうかすると曇ってシリウスもリゲルも見えないのに見えてしまったりします (^^;;

ところで海だと日周運動を確認するの長時間シャッターしかないでしょうから面倒ですね。
うちなんか街灯の支柱で見え隠れしたりするので動いているのは数秒でわかりますが動くものは他にもありますからね。次の日見て4分前に前日と同じ所に見えるというのがポイントでしょうか。

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