ラブジョイ彗星(2014/C Q2) 位置(視位置/J2000.0)観測情報(1月12日)
1月17日、18日、19日の詳しい位置情報は
「ラブジョイ彗星・2015年1月17日(~1月22日)位置予測+見つけ方」
「ラブジョイ彗星・2015年1月18日(~1月23日)位置予測+見つけ方」
「ラブジョイ彗星・2015年1月19日(~1月24日)位置予測+見つけ方」
にあります。
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「ラブジョイ彗星(2014/C Q2) 位置(視位置/J2000.0)観測情報」に引き続きラブジョイ彗星(C/2014 Q2)の写真から求めた位置(赤経、赤緯)です。
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画像から視位置とJ2000.0での位置を求め「NASA JPL Horizons - Web-Interface」の値と比較してみました。
推算位置と実際の座標がちょっと違っていればファイトが湧くのですがNASAの推算は完璧です。
Observed[deg.] (Tokyo, Japan) |
NASA JPL Horizons[deg.] (Tokyo, Japan) |
相違[deg.] | |
R.A.(Apparent) | 56.5274±0.0003 | 56.5287 | 0.0013 |
DEC.(Apparent) | 8.8592±0.0003 | 8.8592 | 0.0000 |
R.A.(J2000.0) | 56.3190±0.0003 | 56.3202 | 0.0012 |
DEC.(J2000.0) | 8.8149±0.0003 | 8.8149 | 0.0000 |
0.0006deg.の相違が画像上の1ピクセルに相当します。
不確かさが±0.0003度となっていますが、これは星像の位置を正しく読み取れたと仮定したときのものです。小惑星だったら実際この程度の誤差で収まるのですが彗星となると星像(?)がはっきりしておらず彗星の位置を正確に読み取れていないものと予想されます。
違うと言っても2ピクセル程度のものですからなんてことないと言えないこともないですが。
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2015年1月12日 22h37m52s±2s PENTAX Q7 + NIKON f=180mm F2.8 ISO12800 0.5sec
(2回)クリックすると拡大されます。
上記の画像からまず「「写真から星の座標を得る」アプリ」に書いた方法で画像から星像の位置を求めます。
そしてそれを元に「写真から未知の天体の赤経・赤緯を求める (1)」に書いた手法でそれぞれの画像からこの“星”の座標(視位置とICRS(この画像の分解能ではJ2000.0と同じ))を求めてみました。
算出した視位置/J2000.0座標と「NASA JPL Horizons - Web-Interface」の推算値と比較しています。
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にあります。
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