2015年1月10日・ラブジョイ彗星・位置予測図
最新の予測は
「ラブジョイ彗星・2015年1月14日の位置予測図 + 見つけ方」
に、関連記事の一覧は
「ラブジョイ彗星の位置予測と見つけ方のまとめ - 2015年1月」
にあります。
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今日1月10日のラブジョイ彗星の視位置の予測です。
ラブジョイ彗星ってどのあたりに見えるの?という方はまず
「ラブジョイ彗星(C/2014 Q2)の位置をシリウスとオリオン座から探す 」
を読んでいただければと思います。
具体的な見つけ方は
「実戦的ラブジョイ彗星(C/2014 Q2 Lovejoy)の探し方 - 双眼鏡編」 (1月12日、13日)
「実戦的ラブジョイ彗星の位置の見つけ方(2015年1月10日、11日)」
に書いてみました。星図ではなく写真をもとに書いていますので感覚的にわかりやすいのではないかと思います。
それから予測図作成用のExcelファイルなんですが、まあまあ使えないこともないくらいにはなったので次の記事あたりでダウンロードできるようにします。
==> 「ラブジョイ彗星の位置予測図をExcelで作成する」
1月末までの毎日21時の位置の予測は
「2015年1月のラブジョイ彗星の位置予測図」
に12日までの分は
「2015年1月12日ラブジョイ彗星(C/2014 Q2 Lovejoy)の位置予測図 - 「アルデバラン」、「すばる」と....」
「2015年1月11日・ラブジョイ彗星・位置予測図」
にあります。
なお、ラブジョイ彗星がどちらの方向に見えるか、というようなことを手軽に知りたいのであれば
「国立天文台 天文情報センター 暦計算室 - 今日のほしぞら」
が便利だと思います。主要な恒星・惑星しか表示されないのですが、ラブジョイ彗星もちゃんと表示されています。
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図を作るためのデータはラブジョイ彗星の位置情報については「NASA JPL Horizons - Web-Interface」を、恒星の位置情報については「ESA - Hipparcos - Access the Catalogue Data」を利用させていただきました。
恒星名は“ヒッパルコス星表番号(光度等級)”の形で示してあります。
図は(2回)クリックすると拡大されます。
赤いマークがラブジョイ彗星の経路です。 “2015/1/10(7.5)”というように書いてある場合は10日21時JSTの位置であり7.5等級の明るさであるということを意味しています。
この等級というのは彗星全体の明るさですのでふつうの恒星の7.5等星よりは暗く感じると思います。 <== 7等星くらいの恒星と見比べてみたら意外に明るく写ってました (^^;;
Horizonsの予測を今朝見たら予測データが修正されていました。全般的に3等級くらい明る予測されています。明るく写ってとうぜんでした (^^;;
今日明日が極大で4.32等級となっています。
なお位置に関して若干相違がありますが、この記事にある図の分解能では差異がまったくわからないレベルですので位置予測にかんしては(今のところ?)問題ありません。
「2015年1月のラブジョイ彗星の位置と光度等級の予測の訂正」
==> この記事の画像は差し替えました。
小惑星なんかと違ってぼんやりとした感じなので恒星と見間違う心配はありません。
(どんな感じに写るかは「ラブジョイ彗星(2014/C Q2) 位置(視位置/J2000.0)観測情報」にあります)
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APS/Cのセンサーサイズのカメラにf=25mmのレンズを取り付け赤経52度、赤緯20度が視野の中心になり天の北極が上になるように設置した場合の図
周囲の星座・恒星からラブジョイ彗星を見つけるための図です。実際にf=25mmで写して写るかどうかは確かめていません。
<== ちょっと試してみたのですが写っていませんでした。東京じゃムリかも。
おうし座アルデバラン(ヒヤデス)から下の方にたどって行けばいいと思います。
(光度等級は最新の予測で更新しました)
(「NASA JPL Horizons - Web-Interface」、「ESA - Hipparcos - Access the Catalogue Data」のデータを利用し「ラブジョイ彗星の位置予測図をExcelで作成する」にあるExcelファイルで予測図を作成しました)
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APS/Cのセンサーサイズのカメラにf=50mmのレンズを取り付け赤経60度(4時00分)、赤緯10度が視野の中心になり天の北極が上になるように設置した場合
V字の形をしたヒアデスから青い線のようにたどっていけばいいと思います。
矢印のところは5等星のすぐそばに7等星が並んでいるので目立ちます。
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APS/Cのセンサーサイズのカメラにf=150mmのレンズを取り付け赤経59.8度(約4時00分)、赤緯3.8度が視野の中心になり天の北極が上になるように設置した場合
これを見るとわかるようにけっこうすごいスピードで移動しています。500mmくらいのレンズを使って数十秒間隔でシャッターを切れば動いているのがわかる写真が撮れるほどです(「ラブジョイ彗星の1分30秒の動き(2015年1月8日)」)
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