2015年1月11日・ラブジョイ彗星・位置予測図: セッピーナの趣味の天文計算

2015年1月11日 (日)

2015年1月11日・ラブジョイ彗星・位置予測図

1月14日の位置予測は
　　「ラブジョイ彗星・2015年1月14日の位置予測図 + 見つけ方」

に、ラブジョイ彗星の記事__位置予測とか光度予測とか探し方とか撮り方__のリストは
　　「ラブジョイ彗星の位置予測と見つけ方のまとめ - 2015年1月」

にあります。

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今日1月11日のラブジョイ彗星（C/2014 Q2）の視位置の予測です。

ラブジョイ彗星ってどのあたりに見えるの？という方はまず
　　「ラブジョイ彗星(C/2014 Q2)の位置をシリウスとオリオン座から探す」
を読んでいただければと思います。

「NASA JPL Horizons - Web-Interface」によるとラブジョイ彗星の明るさは昨日・今日が4.32等級でピークを迎えています。これから次第に暗くなっていく模様です（と言ってすぐに見えなくなるほど暗くなるわけでもありません。具体的な値は「2015年1月のラブジョイ彗星の位置と光度等級の予測の訂正」にあります）

長めのレンズを使ったときの具体的な見つけ方は

　　「実戦的ラブジョイ彗星の位置の見つけ方（2015年1月10日、11日）」

に実際に撮った写真を使って書いてみました。

位置予測図は「ラブジョイ彗星の位置予測図をExcelで作成する」にあるExcelファイルを使って作っています。任意の座標を中央におき、任意の焦点距離のレンズに対する位置予測図が作成可能です。

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1月末までの毎日21時の位置の予測は
　　「2015年1月のラブジョイ彗星の位置予測図」
　　「(写真版)ラブジョイ彗星の経路（2015年1月11日～16日の位置）」
1月12日の位置予測は
　　「2015年1月12日ラブジョイ彗星の位置予測図 - 「アルデバラン」、「すばる」と....」

にあります。またラブジョイ彗星がどちらの方向に見えるか、というようなことを手軽に知りたいのであれば

　　「国立天文台天文情報センター暦計算室 - 今日のほしぞら」

が便利だと思います。主要な恒星・惑星しか表示されないのですが、ラブジョイ彗星もちゃんと表示されています。

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位置予測図について

恒星名は“ヒッパルコス星表番号（光度等級）”の形で示してあります。

図は（2回）クリックすると拡大されます。

赤いマークがラブジョイ彗星の経路です。 “2015/1/11(4.32)”というように書いてある場合は11日21時JSTの位置であり4.32等級の明るさであるということを意味しています。

この等級というのは彗星全体の明るさですのでふつうの恒星の4.32等星よりは暗く感じると思います。ただ小惑星なんかと違ってぼんやりとした感じなので恒星と見間違う心配はありません（どんな感じに写るかは「ラブジョイ彗星(2014/C Q2) 位置(視位置/J2000.0)観測情報」にもあります）

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APS/Cのセンサーサイズのカメラにf=25mmのレンズを取り付け赤経52度、赤緯20度が視野の中心になり天の北極が上になるように設置した場合の図

周囲の星座・恒星からラブジョイ彗星を見つけるための図です。東京では実際にf=25mmで写しても写らないみたいです。

おうし座アルデバラン（ヒヤデス）から下の方にたどって行けばいいと思います。

（「NASA JPL Horizons - Web-Interface」、「ESA - Hipparcos - Access the Catalogue Data」のデータを利用し「ラブジョイ彗星の位置予測図をExcelで作成する」にあるExcelファイルで予測図を作成しました）

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APS/Cのセンサーサイズのカメラにf=50mmのレンズを取り付け赤経60度、赤緯10度が視野の中心になり天の北極が上になるように設置した場合

V字の形をしたヒアデスから青い線のようにたどっていけばいいと思います。
　　「実戦的ラブジョイ彗星の位置の見つけ方（2015年1月10日、11日）」

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APS/Cのセンサーサイズのカメラにf=150mmのレンズを取り付け赤経5８.2度、赤緯6.3度が視野の中心になり天の北極が上になるように設置した場合

これを見るとわかるようにけっこうすごいスピードで移動しています。500mmくらいのレンズを使って数十秒間隔でシャッターを切れば動いているのがわかる写真が撮れるほどです（「ラブジョイ彗星の1分30秒の動き（2015年1月8日）」）