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2015年1月31日 (土)

ラブジョイ彗星・2015年1月31日(~4月10日)の位置

1月31日のラブジョイ彗星の位置予測図を作りました。双眼鏡で探したり“ふつう”のカメラで撮影するとき参考にしていただければと思います。今回は広域図(?)については3日毎に4月10日までの予測位置にしました。さすがに私のカメラじゃ4月はムリだと思いますが....

今回も今回も右に傾けてあります
じつは昨日のは北極星の向きがちょっと上になっていました。今日は訂正してあります。

だんだん暗くなってきていますし話題性もなくなりつつあるのだと思いますが私が見える(撮れる)までは更新していきたいと思っています。ただこの時期ラブジョイ彗星を見たい撮りたいということだとそれなりの気合というか根性がある方だと思うのでもう見つけ方を書くのはやめにします。そのかわりこれまでなかったAPS-Cのカメラ+21mmのレンズで撮ったときの星図を追加することにしました。広い範囲での位置関係はこれでわかっていだだけると思います。

さらに広い範囲での位置関係は

  「ラブジョイ彗星(C/2014 Q2)の位置をシリウスとオリオン座から探す
  「ラブジョイ彗星の1月18日から2月10日までの予測位置

を読んでいただければと思います。

これまで書いたラブジョイ彗星関連の記事のリストは

  「ラブジョイ彗星の位置予測と見つけ方のまとめ - 2015年1月~2月

にあります。

なおこの記事はラブジョイ彗星を見てみたい、撮ってみたいという方を対象に素人の私が書いています。

天文を趣味にされている方には読むと不愉快になる記事みたいですのでそういう方は他の方が書かれたもっとちゃんとした記事をご覧になった方がいいと思います

 

 

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画像の大きさと恒星とラブジョイ彗星の位置はAPS-Cのカメラにf=21mm、50mm、120mmのレンズをつけて撮ったときの画像を想定しています。つまり歪曲収差や光軸のずれがなければ実際の写真とぴったり重なるように作ってあります。
なお画像は実際に見たときに違和感がないよう天の北極(つまり北極星)が右方向に見えるように作ってあります。

実際に見える向きはこれとは異なります。一言で言えば実際にはこれらの図を右に傾けたような向きに見えます。どのくらい傾いて見えるかは時刻によってかなり違うので今回はこのままにしておきますがラブジョイ彗星を探すときはその点に注意していただきますようお願いします。今だと24時くらいになると横向きに倒した感じです。

画像の中にある円は視野角6.5度の双眼鏡の視野を示しています。ヒヤデスの見え方を「ラブジョイ彗星・2015年1月15日(~1月20日)位置予測+見つけ方」などの図とくらべればお持ちの双眼鏡の視野角はだいたいわかると思いますのでそれを考慮して図をご覧いただければと思います。

なお星図にある5桁(一部4桁)の数字はヒッパルコス星表の星表番号です。

ラブジョイ彗星の位置は中央標準時21時(21:00JST)の位置を示します。

APS-Cのカメラに21mmのレンズを付けて撮った画像に相当する星図です。
ヒヤデス・プレアデスから離れどんどんカシオペア座に近づいています。(私には)馴染みのない恒星ばかりなので探しづらいですが。図に書き入れた線に沿った星の並びは比較的目立つのでそういうのを参考に探していただければと思います。

私みたいに星空に不慣れという方の場合はやっぱりすばるから探した方が簡単だと思います。すばるの星の並びから(ミラクの方への)方向を決めて恒星の位置関係を確かめながら少しずつ双眼鏡を動かしていきます。

方向転換するときは記憶に残るような特徴的な星の並びのあるところで行いその方向と星の並びの関係を覚えておくと見失ったときすぐにやり直せます。
なお下記の図にある線は見つけやすい星の並びを示したもので星座を示す線ではありません
2015013121mm
(「NASA JPL Horizons - Web-Interface」による彗星位置データ、「ESA - Hipparcos - Access the Catalogue Data」による恒星位置データを利用し「ラブジョイ彗星の位置予測図をExcelで作成する」にあるExcelファイルを応用してこの図を作成しました)

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APS-Cのカメラに50mmのレンズを付けて撮った画像に相当する星図です。
2015013150mm
(「NASA JPL Horizons - Web-Interface」による彗星位置データ、「ESA - Hipparcos - Access the Catalogue Data」による恒星位置データを利用し「ラブジョイ彗星の位置予測図をExcelで作成する」にあるExcelファイルを応用してこの図を作成しました)

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APS-Cのカメラに120mmのレンズを付けて撮った画像に相当する星図です。
右下の方にある3等星と三つの構成の並びはわかりやすいかも。
20150131120mm
(「NASA JPL Horizons - Web-Interface」による彗星位置データ、「ESA - Hipparcos - Access the Catalogue Data」による恒星位置データを利用し「ラブジョイ彗星の位置予測図をExcelで作成する」にあるExcelファイルを応用してこの図を作成しました)

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ラブジョイ彗星(C/2014 Q2)
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