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2015年2月15日 (日)

波形の美しいウィーンブリッジ発振回路の製作

ほんとはもう少し気合を入れて書くつもりだったのですが、ほよほよさんの「(追記あり)周波数可変な正弦波発生回路」を拝見したらもうどうでもよくなって“そう言えばこんなの作ったこともありました”的記事になってます (^^;;

ほよほよさんの記事が数日早かったらこれ作らなかったと思います。

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上から見たところ
ナツメ球は塗装(?)を落としスケルトン仕様にしてあります。あとで考えると余計なことだったかも。
Imgp86961000

回路図や調整の仕方は「もっとも波形がきれいなウィーンブリッジ発振回路 - 2」にあります。

違うところは

周波数決定用の抵抗は“固定抵抗(2.7k)+可変抵抗(50k)”にしてあります。可変抵抗はAカーブのものを高い周波数での周波数変化が小さくなるように使っています。

レンジ切り替え用のコンデンサが4組あります。ふつうはローターリースイッチで切り替えるのでしょうが手元にないしスペースをとりそうだったのでスライドスイッチ3個にしています。けっこう配線面倒だしあんまりスペースの節約にもなってないのでロータリースイッチの方がよかったかも。

先日発振器や測定器にセラミックコンデンサーを使うべきではないと書いたばっかりですがぜんぶセラミックコンデンサーです。そう言えば抵抗も炭素皮膜だったりします。

ナツメ球の隣の半固定は発振レベル調整用です。可変抵抗の背後にある半固定は出力レベル調整用です。出力レベル調整の後残ったオペアンプを使って出力抵抗が上がらないようにボルテージフォロワーを入れてあります。
発振レベル調整用は多回転のものになっていますがふつうのものの方がよかったかも。

背面
Imgp86971000

私らしさがあふれています。

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ナツメ球をどうやって取り付けているか気になる方がひょっとしたらいらっしゃるかもしれないので....
Imgp86991000

ナツメ球の下にあるピンヘッダは出力端子です。ここしかおける場所がなくて....


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コメント

あ、なんか投げやりな出だしですね^^;
拗ねたり怒ったりしてませんか?^^;; 私の中では今年最高のひらめきだったんですけど、それも先人の方々あってのことですm(_ _)m
私なんぞではナツメ球なんて思いもつかないデバイスですしアナログの深さを垣間見る気持ちですが^^。
写真にある多回転半固定抵抗、持ってないので購入予定です。狙った周波数、特に高周波は調整が難しいです。

怒ってはいませんが、ちょっぴりすねてます (^^;;
ほよほよさんのアイデアはまさしく“コロンブスの卵”的発想だと思います (^^)
ナツメ球はじつは超古典的手法です。真空管時代にはよく使われていたと思います。オペアンプの発振器ではムリ(無意味)だろうと思っていたのですが、やってみたら思いの外ちゃんと動きました。
周波数を広範囲でしかも細かくなめらかに調整するのってけっこう難しいですよね。

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