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2015年3月 6日 (金)

一歩進んだ交流電圧計(ミリバル)の製作 - 3

使用する抵抗の選択(選別)も終わったのでミリバルの製作に入りました。
いちばん心配していた正負の増幅率のバランスもとれているようです。

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一歩進んだ交流電圧計(ミリバル)の製作 - 2」で抵抗の選別をしたのですが、もう候補となって抵抗の抵抗値を測り最終確認を行いました(1個差し替えました)

まずブレッドボードに組んで確認作業を行います。
Imgp8752600

主要な抵抗5個はぜんぶ20kΩでここで間違えると選別した意味がなくなるので間違えないようにタグ(?)を付けてあります。

オペアンプには(あまりにも小さすぎてひとさまにはぜったいおすすめしない)NJM2724Vを使います。
余っていたから、程度の理由ですがオフセットは割りと小さく周波数特性もよさそうです。もともと単電源用のオペアンプなので注意が必要です。このオペアンプはたぶん大丈夫そうですが。
(「新日本無線株式會社 半導体インフォメーション - 単電源オペアンプを両電源で使用することはできますか?」)

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まずオフセットを調べます。
Imgp8751600

2mVあります。そんなに低い電圧を測るつもりはないのでいいことにします。

リチウム電池の電圧を測ってみます。
Imgp8748600

3.184Vでした。リチウム電池の実際の電圧を測るのは忘れました。正弦波の場合実効値を表示するためにはここでリチウム電池の電圧の11.1%増しを表示するようにしなければなりません。R5に直列に可変抵抗を入れて調整するわけですが、それはハンダ付けするときできるのでこのまま先に進みます(実際にはこの調整はPICのプログラムなりExcelでやることにすると思います)

リチウム電池の極性を逆にしてみます。
Imgp8749600


3.186Vです。最初のと2mVしか違わないのでこれで“合格”ということにしたいと思います。

周波数特性とかも調べてみたいのですが、それはたぶん基板にハンダ付けしてからになると思います。

今いちばんの心配はハンダ付けの熱で抵抗値が変化することです (^^;;

(なにかしら続くと思います)

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  ベクトル電圧計 - 複素数としての電圧・電流を測る方法 - 原理
  一歩進んだ交流電圧計(ミリバル)の製作 - 1
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  趣味の測定(?) (ほんとはこれまで書いた記事の一覧です)
    (各種の測定に関する記事の一覧が記事の最初にあります)

  PIC+SPI+I2C 自記温湿度計+気圧計+8ch電圧計+周波数カウンタ(技術要素一覧)
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コメント

ピッチ変換基板なしで14本の足をはんだ付けしたんですか(lll゚Д゚)
かなり高度な技術が必要です。すごいーー。

そこですか... (^^;;
SSOPのハンダ付けしたら、もう怖いものなしですね (^^)
でもけっきょく2.54mmピッチの基板で使うわけですからむなしさも感じます (^^;;

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