LCRメータのコントロールパネル - 製作編
キャパシタンス/ESRメータ、インダクタンスメータの機能を持つLCRメータを作るのに操作性を良くするためにコントロールパネルを作ろう、というのが前記事「(趣味の)LCRメータのコントロールパネル」だったのですが実際に作り始めました。
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アクリル板の切れっ端があったのでこれを使うことにしました。
(表面の保護紙がこびりついて剥がれなくなっています)
3mmのアクリル板に10mmφの穴を開けるというのはやっぱり多少の手間は必要です、
(下穴 ==> 8mmの穴 => テーパリーマ)
ロータリースイッチは2個だけ付けてあります。
上から見たところ
ありあわせのアクリル板を使ったのできつきつになってしまいました。ロータリースイッチ周りの配線はまだしてありません。
基板はベクトル電圧計(アナログ乗算器)です。この他に自動平衡ブリッジやADコンバータでマイナス電圧を測定するための極性変換用の基板などがつきます。
調整用の穴を真上から見るとちゃんと半固定抵抗の調整用のネジが見えるので位置は問題なさそうです。
パネルから基板までけっこう距離があるのでどうやって回すか考えておいた方が良さそうです。
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アクリル板にきれいな穴を開けるのは大変ですよね。
私はΦ3mmと5mmの半割り型の専用ドリル持ってますが、10mmともなると結局やすり型工具で広げるしかないので見た目は悪くなります。
半固定抵抗調整用の穴あけ位置精度はなかなか素晴らしいですね^^。←組み付け後の写真を見ていちいちバラしてから調整するのかと一瞬思いましたが^^;
投稿: ほよほよ | 2015年4月 5日 (日) 12時30分
アクリルの穴あけってたいへんですよね。
割れたり、欠けたり (^^;;
ドリルよりテーパリーマの方が楽に穴が開いて(広がって)いくのがちょっと意外でした。
アクリル専用のドリルがあるというのを知らなかったのでググってみたら、鉄工用のドリルをアクリル用にするための加工法、なんてものが見つかりました。
アクリルというのは素材が硬い一方で粘りみたいなのがあるので鉄や木に穴を開けるのとはちょっと違うんでしょうね。
投稿: セッピーナ | 2015年4月 5日 (日) 14時56分