クロメルのハンダ付けはやっぱり難しそう - 秋月電子通商のもうひとつのタイプK熱電対
先日銅・コンスタンタンをクロメル・アルメルと勘違いしてしまい“簡単にハンダ付けできる”と書いてしまいました。
今回秋月電子通商で売っているもう一つのK型熱電対「K型熱電対プローブ」を入手したのでさっそく冷接点用のプラグをはずしてみました。
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線材の色が銅・コンスタンタンとは全く違いました。
今度はクロメル・アルメルかもしれません。でもネットで仕入れていたクロメル・アルメルの見分け方は通用しませんでした。私には同じに見えます (^^;;
写真ではよくわかりませんが強いて言えば光沢の違いでしょうか(光沢の違い=サビやすさの違いかもしれません)
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こうなったらやることは一つ。ハンダ付けをしてみました。
一方はなんとなくハンダ付けできた感じですが、もう一方はまったく歯がたちませんでした。
一見ハンダ付けできたように見えた上側もその後ポロッとはずれました。天ぷらだった模様です。
きっと上側がアルメル、下側がクロメルなんでしょう。
これからこれらがほんとにクロメル・アルメルなのか電気抵抗などを調べて見るつもりです。
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その後無理やりはんだ付けして使ってはいます。
クロメルのはんだ付け状態はかなりあやしいです。いつまで使えるかわかりません (^^;;
この熱電対の起電力を実測した結果は
「K型熱電対プローブ(秋月電子通商)による温度測定」
にあります。
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関連
「記事一覧(測定、電子工作、天文計算)」
「PICで作る温度計のセンサー比較」
「正確な温度を求めて (1)」
「氷点 - 摂氏0度の作り方」
「熱電対素線(タイプK、クロメル=アルメル)をハンダ付けしてみた」
「じつはT型のような気がする秋月のK型熱電対」
「はんだの相転移を検出できた!? - 共晶点と熱電対温度計」
「あんまり違いがないK型熱電対とT型熱電対の熱起電力」
「熱電対起電力を直接測定できる22bit(20.6bit)ADコンバータMCP3553」
「「PICとMCP3425で作るK熱電対温度計 - やっぱり計装アンプLT1167を使う」」
「PICとMCP3425で作るK熱電対温度計 - OPA277PAでプリアンプを作る」
「熱電対の起電力の近似式 - 起電力と温度の相互変換 (250℃~1300℃編)」
「熱電対の起電力の近似式 - 起電力と温度の相互変換」 (-20℃~120℃編)
参考
「学習院 - 仲山英之・石井菊次郎 - 2-1 温度測定」
「岩手大学農学部 岡田益己 - 温度の正しい測り方(3)熱電対の作り方・使い方」
「アナログ・デバイセズ - 熱電対温度計測に関する不明瞭な部分の理解」
「株式会社東京熱学 - 2-3 熱電対の許容差」
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