続・(白金)測温抵抗体の氷点での抵抗値を測ってみた
前回の記事では氷が足りなかったようで完全な平衡状態になりませんでした。その後、氷ができあがるのを待って追加してみました。
今回はちゃんと平衡状態(氷点?)ができたようです。
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結果だけ示すとこうなりました。
20分以降はだいたい落ち着いています。特に最後のところはピタッと一定値になっています。
ここが平衡点ですのでここを氷点=0.0℃と考えそれぞれの測温抵抗体の抵抗値(MCY100R00Tに対する抵抗比)を次のように決めます。
型番 | MCY100R00Tに 対する抵抗比 |
抵抗値 | 参考 製品仕様 |
R0K1.232.6W.B.008 | 100.031% | 100.03±0.01Ω | Class B 100.00±0.12Ω |
PTFA101B000 | 100.050% | 100.05±0.01Ω | Class B 100.00±0.12Ω |
362-9856 | 100.021% | 100.02±0.01Ω | 1/3 DIN 100.00±0.04Ω |
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これをもとに平衡点との温度差(氷点との温度差と書きたいところですが、この精度で氷点が実現できているとは思えませんので控えめに平衡点との温度差とします)をグラフにしてみました。
平衡に達すると測定値は平衡点±0.01℃の範囲に収まっています。
次にもうひとつの校正点36.5℃でやってみるつもりです。
なお、この温度帯でのITS-90の定義定点は次の二つです。ご参考まで。
水の三重点 | 0.01℃ | |
ガリウムの凝固点 | 1013.25hPaにおける 液相固相の共存状態 |
29.7646℃ |
「(白金)測温抵抗体の氷点での抵抗値を測ってみた」の続き、まだ続く
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