ブログを読んでもらえないときやるべきこと - 2
かなり以前に同じタイトルの記事を書きました。要旨は
ブログを始めたばかりのとき読んでもらえないからと言ってブログのお付き合いに走るのは無意味
でした。“無意味”というのは言い過ぎで“効率が悪い”と書くのが正しいでしょうか。でも時間のムダなのは確かです。
ブログのお付き合いをしなければどなたにも読んでもらえないのではないかと(不安に)思われる方も多いようですが、じつはそんなことはないです。
ところでこの記事は“自分の書いた記事をできるだけ多くの方に読んでほしい”と思っている方向けです。
ブログのお付き合いを大事にしたい、とか、日記・メモの代わりに書いている、という方にはあんまり意味のない記事です。というか読むと不愉快になると思うので読まない方がいいです。
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さらに“お断り”をしておくとこの記事は
できるだけたくさんの方に読んでいただける記事を書くにはどうしたらいいか
ではなくて
自分が書きたいことを書いて、それをできるだけたくさんの方に読んでいただく
というのが目的です。
前者はテーマの選択が最重要でしょう。文章力が伴えば鬼に金棒ですが。
(知名度がある方は別として一般人(?)が書くのであれば)基本的に人間の欲望や不安を感じていること(不安というと病気や健康が代表的です)をテーマとした記事を書けばいいです。
これは一般的なものでなくてもそのことを切実な問題ととらえている人がいらっしゃればそれなりに読んでもらえます。例えば“明日のお弁当のおかず”、“お受験”なんかはそれでしょう。つまり、一般的 and/or 切実度の高いテーマを選ぶのがポイントです。
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さて本題ですが、ブログのお付き合いをしなくてどうして読む人がいるの(増えるの)かと思われそうですが、これは簡単で検索エンジンの力を借ります。
実例をあげておきます。
(ちょっと極端な例になりますが)今年の1月13日の参照元種別(要するにどこから私のブログにやって来られたか)です。
アクセス元の93%が検索エンジンです。“ブログ”という項目も表にありますが0.1%にも満たないわけで、いかに私がブログのお付き合いをしていないかわかっていただけると思います (^^;;
まあ、お付き合いはしていなくてもアクセス元が“ブログ”というのはあり得るわけです。
ただ他の方が自分の記事へのリンクを貼っていただいたりするとそこからの参照は“ブログ”からになるわけです、“ブログ”が少ないというのは恥ずかしいことなのかも。“その他”“参照元なし”というのがありますが、これは一度私のブログをご覧になった方がブックマークされたというようなことだと思います。となるとこれももとはと言えばほとんどが検索エンジン経由ということになると思います。
そういうことを考えていくと“おそらく記事を読んでくださっている方の99%は検索エンジンがきっかけ”ということなんでしょう。
なお検索元が Google << Yahoo! となっていますが、これは“通常の状態ではない”です。
じつは1月の中旬は極端にアクセス数が増加していました。なぜかというと“あること”に対しこの記事に書いていることを忠実に実践したからです (^^)
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たいていのことはすでに記事を書いている方がいらっしゃるわけで、そんななかブログを始めたばかりの人間が書いた記事が検索に(上位で)ヒットするものか疑問に思われるかもしれませんが、意外とそうでもありません。
以前あることで検索したらまだ記事を二つしか書かれていない方のブログがヒットしたこともあります。
とは言ってもコツみたいなのはあると思います。SEOということになるのでしょうが、そんなだいそれたものではなく記事の書き方をちょっと工夫するだけです。
まずタイトルは自分が何について書いているか明確にします。言うまでもなく検索ワードとして想定される言葉を想定し、それを散りばめます。
また検索一覧にずらっと並んだ記事から自分のものを選んでいただくわけですから、“あなたが必要な情報はここにあります”、“他の記事にはない情報を提供できます”ということが一目でわかるようなタイトルにします。ほんとにそうなのか自信はありませんが、こういうのは“気合”です。
検索一覧にはタイトルだけでなく文章の先頭の部分などが表示されますのでタイトルに書ききれないことはそこに書いておきます。
次にこれは経験的に知ったことですが、特定のテーマについて記事を書くときはそのテーマの記事をしつこく書きます。これによって(アクセスがなくても)比較的短期間で検索一覧の上位に並ぶようです。
ところで記事を書いてからどのくらいの期間で読む方が増えるかは内容によるようです。テーマによっては翌日からすぐにアクセス数が増えることもあるのですが何週間も何ヶ月もかかるものもけっこう多いです。ただ一般的にはすぐにアクセス数が増えるのは時事ネタ的なものの場合でこういうのはアクセス数が減るのもあっというまです。
例えば(私の記事としては)最近人気の出てきた「熱電対の起電力の近似式 - 起電力と温度の相互変換」は10ヶ月前に書いた記事です。
ただ、これは最近熱電対に関する記事をたてつづけに書いたためかもしれません。だからこれは“特定のテーマについてしつこく記事を書いた”効果なのかも。
自分の書いた記事を必要としている方がいらっしゃるはず、と信じて記事を書き続けることがだいせつだと思います。ここでしびれを切らしてブログのお付き合いに走ると蟻地獄に陥ります。
検索エンジンのお陰で弱小ブログでも他にない情報が提供できれば大御所(天文界で言えば“アストロアーツ”とか“つるちゃんのプラネタリウム”とか)と互角に戦えます。戦えるはずです (^^;;
最後に“アクセス数”はどんなに重要あるいは有意義と思うことを書いたか以上にそれを必要とする方がどのくらいいらっしゃるかで決まります。ここでは“自分の書きたいことを書く”ことを前提にしていますからアクセス内容の分析は重要ですが、アクセス数の絶対値はあんまり気にしない方がいいと思います。
もっとも読んでくれる方が多いほうがその分“人様の役にたっている”わけで、そう考えると気分もよくなるわけですから、もしアクセス数が“稼げる”記事が自分の守備範囲だったら積極的に書いてもいいのではないでしょうか。
普遍性 and/or 切実度の高さが重要なのはここでも同じです。高尚なあるいは難解な誰も知らないことわからないことを知っているから解決したからとそれを書いただけでは読者が増えるわけではありません。誰もが知りたいと思われていること、これなら自分にもできると感じていただけることを書くことがたいせつです。
と書きつつ、私のブログの中では人気のあるI2C温度センサーとか大気圧センサーなどには興味を失ってしまって書く気が起きないのですが.....
ここで書いていることがまんざらウソでもない証拠です。
ブログを始めてから1年間 1年半のUU、VISIT、PVをグラフにしてみました。
データがばらけているのは曜日によって極端に訪問数が異なるためです。
上のグラフはちょっと見にくいですが、二年間の推移をまとめたものが
「記事数10倍でアクセス数100倍!? - ブログを読んでもらえないときやるべきこと(3)」
にあります。
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関連
「記事数10倍でアクセス数100倍!? - ブログを読んでもらえないときやるべきこと(3)」
「私のブログはいかに読者さんが少ないか」 (この記事)
「書いてもいない記事にアクセスがあった話」
「アクセスログに見るOS(Windows)の栄枯盛衰」
「 5連休だから書けるココログのアクセス解析の話」
「ブログを読んでもらえないときやるべきこと」
「ブログを読んでもらえないときやるべきこと - 2」
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