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2015年7月22日 (水)

「写真から星の座標を得る」アプリ・JPEG対応版

「写真から星の座標を得る」アプリ・keypoints(keypoints_r?)のJPEG対応版は本家(ほよほよのブログ)の方でリリース告知がないのでフライング気味ですが、ダウンロードできるようになっているとほよほよさんに教えていただいたのでさっそく動かしてみました。

====> 2015.07.22 リリースされました
      「
ほよほよのブログ - 写真から星の座標を得る-プログラム再公開

概要は「「写真から星の座標を得る」アプリ」に書きましたし、詳細は記事末尾にほよほよさんの記事へのリンクを作りましたので省略します。

使用したSVGファイルに不要なデータが混じっていたので画像を作りなおしました。

対象にした画像
星像がシャキッとしてませんがそこはご愛嬌ということで。
もとの画像は4000x3000ですが、1/4に縮小してあります。
Imgp29891000


最近星像位置の抽出から撮影方向の特定までをWebでのサービスとして提供しているものを見つけました。ご参考まで。

  「
Astrometry.netでオリオン座を遊ぶ

======

実行用のバッチファイル
..\keypoints\kp150721\keypoints_r.exe IMGP2989.jpg > IMGP2989.txt
pause

iniファイル
確か実行フォルダにないといけなかったはずです。
以前は書式に制約がありましたがこれについては未確認です。

# #で始まる行はコメント
# THRESHOLD:0-100%この%値以上の輝度を持つ特徴点のみを出力対象にする。省略時は0
THRESHOLD 50
# TETRA:テトラ用座標出力を行うかどうか。省略時は0
#TETRA 1
TETRA 0

keypoints_rの実行結果(の一部)
Octave=8, k=1.259921
Octave[0] done
Octave[1] done
Octave[2] done
Octave[3] done
Octave[4] done
Octave[5] done
Octave[6] done
Octave[7] done
Octave[8] done
octave,scale,radius,float x,float y
1,0,3.19,3686.199442,1818.391905
1,1,6.65,1027.617329,2901.758583
1,1,2.96,2635.826574,2084.476756
1,1,3.58,1070.997837,1826.210624
1,1,2.95,2839.535539,1757.326844
1,1,3.78,2015.719085,1472.431969
1,1,6.16,2022.483429,1446.872171
1,2,4.38,750.082419,2683.312542
1,2,5.19,216.284080,2462.281867
1,2,3.28,3071.949480,2454.391577




keypoints_rの結果から作成したSVGファイル(の一部)
<svg
   xmlns="http://www.w3.org/2000/svg"
   width="4000"
   height="3000"
   >
  <g>
<path style="stroke:#000000" d="M 0,0 3999,0" />
<path style="stroke:#000000" d="M 0,2999 3999,2999" />
<path style="stroke:#000000" d="M 0,0 0,2999" />
<path style="stroke:#000000" d="M 3999,0 3999,2999" />

<circle fill="black" stroke="black" stroke-width="1" cx="3686.2" cy="1818.4" r="4.785" />
<circle fill="black" stroke="black" stroke-width="1" cx="1027.6" cy="2901.8" r="9.975" />
<circle fill="black" stroke="black" stroke-width="1" cx="2635.8" cy="2084.5" r="4.44" />
<circle fill="black" stroke="black" stroke-width="1" cx="1071.0" cy="1826.2" r="5.37" />
<circle fill="black" stroke="black" stroke-width="1" cx="2839.5" cy="1757.3" r="4.425" />
<circle fill="black" stroke="black" stroke-width="1" cx="2015.7" cy="1472.4" r="5.67" />





SVGファイルを画像化したもの(1000x750)
Imgp298915c

もとの画像にSVGファイルをオーバーレイした画像の中央付近(縮小なし)
星像の色は赤に変えてあります。
Imgp2989svg

これからいろいろやってみたいと思います。

--------

参考
  「ほよほよのブログ - 画像処理の最初の一歩
  「ほよほよのブログ - 写真から星の座標を得るために -画像処理その2
  「ほよほよ - 写真から星の座標を得るために -画像処理その3
  「ほよほよのブログ - 写真から星の座標を得る - プログラム公開
  「ほよほよのブログ - 写真から星の座標を得る - ここまでのまとめ

  (以下JPEG対応版について)
  「ほよほよのブログ - JPEGファイルの読み書きそろばん
  「ほよほよのブログ - JPEGファイルは正しく表示されているのか
  「ほよほよのブログ - 写真から星の座標を得る-プログラム再公開 

  「ほよほよのブログ - ヒッパルコス星表を取り込む
  「ほよほよのブログ - 写真から撮影方向を分析する-見えてきた問題点
  「ほよほよのブログ - 写真から撮影方向を分析する-その2
  「ほよほよのブログ - 写真から撮影方向を分析する-その3
  「ほよほよのブログ - 写真から撮影方向を分析する-その4
  「ほよほよのブログ - 写真から撮影方向を分析する-βテスト公開
  「ほよほよのブログ - 写真から撮影方向を分析する-βテスト公開(その2)
  「ほよほよのブログ - 写真の座標から赤経・赤緯を求める - プログラム再公開 -
    (これが最新版です。座標の小数点表示に対応されています)
  「ほよほよのブログ - Tetra用2015.0年版離角テーブル完成 」  (現時点の最新版?)
  「ほよほよのブログ - 低空(高度23度)の写真にてこずる
  「ほよほよのブログ - プログラムをパイプでつなぐ
  「ほよほよのブログ - 初期設定ファイルのコメント行

  「ほよほよのブログ - 写真から撮影方向を分析する-新たな試み
  「ほよほよのブログ - 写真から撮影方向を分析する-新たな試み2
  「ほよほよのブログ - 写真から撮影方向を分析する-新たな試み3
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  「ほよほよのブログ - 写真から撮影方向を分析する-検索高速化
  「ほよほよのブログ - 写真から撮影方向を分析する-さらに高速化
  「ほよほよのブログ - 写真から撮影方向を分析する-新たな試み5 ほぼ完成
  「ほよほよのブログ - 写真から撮影方向を分析する-新たな試み6 リリース


関連

  「「写真から撮影方向を分析する」アプリ
  「「写真から星の座標を得る」アプリ

  「写真から未知の天体の赤経・赤緯を求める (1)
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  「デジカメで三角測量 (2)
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コメント

おお!早速実行していただけましたか!
どうにか動いてるようですね^^。
ini ファイルの読み込みは改善していますので書式制約はゆるくなっているはずです。

ところでオーバーレイ画像では、小さくて暗い赤丸が何にも無いところに打ってある感じですね。
G値のみでみたらSIFT特徴点になっているのか気になるところです。
ご存知かと思いますが、keypoints は、第二引数に g.bmp などとファイル名を書けば、G値のみのBMPファイルが出力されるので確認できます。

出力ファイルにオーバーレイしたものを追加しておきました。
縮小なしの画像から切り出した1200x900のサイズです。

もともとノイズだらけの画像なのであんまり気にしていなかったのですが....

<======  すみません。不要なデータが混じっているのかもしれません。調べて間違っていたらのちほど差し替えておきます。

<======  不要なデータが残っていました。画像は作成し直したのと入れ替えました。
お騒がせしてすみませんでした m(._.)m

とても素晴らしい一致感ですね。
さらにアニメーションGIFにまでするとは!かなり見やすいです。
ダウンロードして使用できたようなので(貴重な唯一のユーザによる試験^^)、私もブログを書きます^^。

はい、完璧ですね (^^)
記事も拝見しました。

これからこれまで撮った写真に使ってみたいと思います。

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