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2015年9月30日 (水)

「このページに到達できません」の対策一覧 - Windows10/Microsoft Edge

いうまでもなく Windows 10でMicrosoft Edgeが吐くエラーメッセージの話です。

こういうことが本質的原因ではないことを祈っています。

  「
「このページに到達できません」で悩んでいるのはじつはJ:COMユーザーだけだったりして (^^;;

公開 VPN中継サーバープロジェクトのボランティアサーバーを立ち上げてみた」の記事を書いたときトラフィックがすごいことになって「このページに到達できません」が頻発するようになったという話を書いたのですが、そういうことでもないようです。その後帯域制御をするようになって30Gbyte/dayつまり平均3Mbpsくらいになるようにしたのですが、このエラーはなくなりませんでした。

<=== 下記の表の最後(No.8)にありますが私のところの“本質的な原因”はこれでした。

トラフィックがすごいから“このページに到達できません”になるのではなかったのですが、“利用者”が増え30セッションを超えるくらいになるとDNSサーバーに対する要求が輻輳するのが“このページに到達できません”の原因だったようです。
少なくとも私のところではISP=J:COMのDNSサーバーのレスポンスが悪いのが原因でした。ひょっとしたらMicrosoft EdgeはDNSサーバーのレスポンスの低下に弱いとか?


トラフィックとはあんまり関係なさそうな証拠に「このページに到達できません」でググるとあきれるくらいたくさんヒットします。

諸説あるのですが、ネットでみかけた対策らしきものを一覧表にしてみました。こう書いてあった、というだけでそれが正しいかどうかは私にはわかりません。

ネットワークがらみのトラブルは原因がよくわからないというか原因と現象が一対一で対応しているとは限らないので何かの参考にはなるかもしれません。

素人考えではルックアップの仕組みがどこかでトラブっているような....
つまりMicrosoft Edgeの問題ではなくそれ以外のところに(つまりWindows 10自体のアドレス解決に)原因がありそうに思えます。

<== 私のところはISPのDNSサーバーが対応できなかった(あるいはDNSサーバーが何らかの制限をしている)のでルックアップが失敗していたようです。
こういうのはコマンドプロンプトで

  nslookup www.google.co.jp

みたいなのを繰り返して確かめます。

  ==> 「
Windows10/Microsoft Edgeが「このページに到達できません」と言っているときのnslookup

もしWindows 10自体に原因があるとすればEdgeでは接続できないのにIE11だとつながる、というのは矛盾しているわけですが、だからといってWindows10自体に原因があるといういう考え方は間違っていると簡単に結論づけられないところがこの問題の根深さだと思います。

ちなみに私の場合はEdgeが「このページに到達できません」を出していたときIE11もときどき「このページを開けません」を出していました。
 

  
=============
  
Microsoft コミュニティ」というのはOK Wave系のような気がします。少なくとも内容はそれっぽいです。だからそのつもりで読んでください。

イタリックで表記した部分はリンク先からの引用です。

No. 原因 対策
1 Microsoft Edge悪者説 Microsoft Edgeを使わない。Internet Explorer 11、Google Chrome等を使う。

トレどれ日記 - Windows 10 このページに到達できません。
同じ方の書かれた下の項6にある記事もご参照ください。
-------
私の場合はMicrosoft Edgeだけ不調というのはなかったような....
2 プライベートネットワーク説 パブリックネットワークにする。
それなりの理由があってプライベートネットワークにしているわけでしょうから、パブリックネットワークにするというのは背に腹は代えられないというやつでしょうか (^^;;

Microsoft コミュニティMicrosoft Edge で「このページに到達できません」との画面が表示される。
“なんと全てが解決してしまいました。サクサクと動きが速くて素晴らしい、慣れてくれば使いやすいブラウザになるなと思います。”
3 IPV6原因説 ネットワークアダプターのIPV6のチェックをはずす。

Microsoft コミュニティMicrosoft Edge で「このページに到達できません」との画面が表示される。
“イーサネット右クリックのIPV6の✔が入ってる?”、“ここの✔が入ってるとこのページは開けませんとかたまーになります。”
4 ファイアウォール説 [Windows ファイアウォール]==>[インターネットのトラブルシューティング] ==> [インターネットの接続] で問題検出
Microsoft コミュニティMicrosoft Edge で「このページに到達できません」との画面が表示される。
“この手順で私の場合はよくなりましたが、うまく動作しない場合はご了承ください。”
5 ルーター説 情報科学屋さんを目指す人のメモ - Edge「このページに到達できません」エラー
-------
最近VPNサーバーを立ち上げて以来ルータを再起動して数十時間経つと「このページに到達できません」エラーがだんだん出るようになってきます。そこでルーターを再起動すると快調になります。
VPNサーバーを立ち上げたから(通信量が1日数十GBになったあから)と思っていたのですがWindows10を使い始めたのもこのころなのでひょっとしたら....、とも考えてしまいます。
ルーターとWindows 10/Microsoft Edgeの相性が悪い、なんてあり得るのかわかりませんが。
-------
諸事情あってルータを交換したのですが、それ以後快調です。
ネットワークアダプタのDNSの設定もやめたのですが、それでもちゃんと動作しています。
ルータが原因、あるいはルータとWindows10の相性が原因、に傾きつつあります。
交換前後のルーターの型番はもう少し使って間違いなく安定していると確信が持てたら書きます。
 <== ルーターを再起動したり交換したりすると一時的に“利用者”が減るので、それにともないDNSに対する要求も少なくなったから、というのが真相だったのかもしれません (^^;;
5.a ケーブルモデム説 久しぶりに“到達できません”が頻発したのですがJ:COMサポートのアドバイスでルーターを再起動したらまったく問題なくなりました。ケーブルモデムはSB6180です。
(2015.12.22)
6 「DNSサーバーのアドレスを自動的に取得する」ができていないようだ説 “次のDNSサーバーのアドレスを使う”にチェックを入れて調べておいたDNSのアドレスを設定します。
トレどれ日記 - Windows 10 このページに到達できません。パート2

これ、私の体験した下の7項と共通するところがあるようにも思えます。
7 DNSの設定が不適切

じつは私はこれが原因でした。
<== 今考えるとこれは本質的な原因ではなかったようです。でも“到達できません”の原因はルックアップできていないせいでしょうから、やってみる意味はあると思います。nslookupをやってみれば状況がより詳しくわかるかもしれません。

対策は上と同じでルータの管理画面で確認したDNSアドレスを“次のDNSサーバーのアドレスを使う”に入力しました。
“不適切”と書いたのですが、別に間違っていたというわけではなく、いちおうこれまで使えていたはずのDNSのIPアドレスを書いてました。
たいていの方は何か理由がないとわざわざDNSの設定なんてやらないでしょうからこれだけが原因で「このページに到達できません」が起きるとは思えませんが、上の6.にある記事を拝見するとどうもこのあたりの実装があやしそうな感じがします。

意外と“DNSのアドレスを調べてネットワークアダプタのプロパティに明記する”というのが抜本的な解決策なのかも。

現在の状態
Microsoft EdgeもInternet Explorer 11も“到達できない”、”開けない”というエラーが出なくなっています。
ネットワークの種別はセキュリティソフト(ESET)で設定するようになっており、ESETの設定は自宅/職場ネットワークだけど、コントロールパネルから見るとパブリックネットワークになっているという状態。ESETはデフォルトではいろいろこまごました設定がしてあるのですが面倒で内容はチェックしてません。ただVNCなど特定のアプリの通信は通過するように変更してあります。
なおIPV6は有効にしたままですが特に問題はなさそうです。
-------
この記事を書いて2週間経ちましたが、どうも完璧と言える状態ではないです。この件については本文のイタリックで追記した部分にあります。
今は固定IPをやめてDHCPにしたのですが、なんかちゃんと動いています (^^;;

8 ISPのDNSサーバー

私の利用しているISP(J:COM)ではDNSサーバーに対する問い合わせが大量に発生するとレスポンスが低下するようです。低下というよりタイムアウトが頻発します。とうぜんMicrosoft Edgeでは“このページに到達できません”が発生します。
原因に気が付くまでMicrosoft EdgeをはじめWindows 10、ケーブルモデム、ルーターとありとあらゆるものを疑いました (^^;;
この原因の場合はWindows 7だろうがXPだろうが“ページが開けません”が発生します。

「このページに到達できません」で悩んでいるのはじつはJ:COMユーザーだけだったりして (^^;;
------
5.aにあるようにケーブルモデムの再起動で正常に戻ったというケースが最近ありました。とするとこれが原因というのはおかしいということになります。正直何がなんだかよくわかりません (^^;;
(2015.12.22)



先ほど以下の内容を追記したのですが事実誤認でした。

なんだかわからないのですが外部からVPNサーバーに激しいアクセスがありまともにネットに接続しにくくなっていたみたいです。

この記事を書いて2週間経ったのですが、何か勘違いしているような気もします。

問題があるから、あるいは設定が悪いからMicrosoft Edgeが“到達できません”になるのだということではないような気もします。

IE11が快調 ==> Microsoft Edgeを使う ==> しばらく経つとエラーが頻発 ==> IE11も不調になっている ==> ネットワーク設定変更 ==> IE11復調

みたいな感じなこともあります。なんだか設定が悪いからMicrosoft Edgeが動かないのではなく、Microsoft Edgeが動くと環境がヘンになる感じです (^^;;

下に、固定IPにしたら動いた、みたいな話を書いていますが、固定IPで使っているとき様子がヘンなのでDHCPに変えたらまともになった、みたいなこともありました (^^;;

下の表にある、IPV6のチェックをはずす、というのもこれと同じようなことなのかもしれません。


とんでもない結論


  Windows 10でネットワークがヘンになったと思ったら
なんでもいいからネットワークの設定を変更してみる

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コメント

光開設工事で設置されたルータ付きONUの設定をしないまま、自分の部屋のルータだけ各種設定をしてインターネットに繋いでたらやたらと"このページには到達できません"と出て困りました。
IPv6だから? youtubeとかは問題なかったのでちょっと混乱しました。
 途中で気づいてNTT設置ルータ付きONUの設定をすませて、
 部屋のもう一つの自分で買ったルータを中継機モードにしたら普通に接続できました。
 デフォルトの親機ルータモードのままでは部分的にしか接続できなかったです(IOデータ WN-DX1200GR)
ご参考までに。ちなみに楽天ひかりで、夕方6-7時で平均250Mbps程度出てます。

上記内容追記
NTT工事会社が設置していったONUルーターはWIFIルータではない(WIFIカードスロットはあるが
PCIEXPRESS規格の古いもの:PR-400KI :一応1Gbps対応の物 再生品らしい)
ので自前ルータとの接続は有線接続です。

 

上記内容さらに追記
 NTT設置のルータ付きONUのPPPoEの設定をして、自前のIOデータのルータを
リピートモード設定で接続していたのですが、本来はNTT設置のルータ付きONUにはPPPoEの設定は
わざわざしなくてもよくて、IOデータ側のルータの設定にPPPoEで接続する設定があるので、
ルータモード設定のままで問題なく接続できました。(NTTルータONUはPC_LAN直付で192.168.1.1で入って
簡単設定ツールで設定したネット接続設定関連部分だけを初期化する事する設定でPPPoE設定クリア)
 現在、IPv4はPPPoEでIPv6はクロスパス接続となっています。
 楽天の場合、IPv4接続のIDとPASSが通知されている人はIPv4接続がPPPoE接続に制限されるのだろうか? 楽天のQ&A を見ると"IPv4 over IPv6(DS-lite)はいつから利用可能?"に対して1週間程度で
開通とあるがこれがIPv4接続に関してなのかどうなのかはっきりしない。(とりあえずご参考まで)

やじろべえさん、こんにちは。詳細な状況と解説ありがとうございます。
PCからISPに至る経路や使っている機器が千差万別で、ググっても自分とまったく同じ環境での現象はないわけで地道にひとつひとつチェックしていくしかないということでしょうね。
じつは最近一時的にISPのサービスが停止しているように思える現象があったのですが、これもケーブルモデムをリセットしたら一発で治りました www
これまでJ:COMさんのこと悪く書きすぎたような気がして反省しています。もっともこれに関してもケーブルモデムはJ:COMさんの提供品なわけで、なんというか (^^;;

セッピーナさんはじめまして^ ^
その後、つい昨日状況が改善しましたのでこちらにもご報告させていただきます。
 結論から言いますと、IOデータのルータの不具合だったようです。
楽天ひかりとIOデータのそれぞれのサポートの方といろいろやり取りしたのですが、
楽天ひかりのサポートの方の結論はIOデータのルータの問題の可能性が高い、でした。それで
 IOデータに聞くと
 ルータのステータス画面で接続方式がクロスパスと表示され、IPV6グローバルアドレスが楽天側のISPのアルテリアネットワークスの
2001:f71:c160:…以下略の表示になっていれば
大抵はきちんとds-lite方式で繋がってipV4のYAHOO等も問題なく開ける。
 との説明でした。素人の私にはどちらに問題があるか不明の為、
 楽天側に念のために0円オプションになっているIPv6の契約をメンバーズステーションで解約してほかのインターリンクなどMAP-E方式等の別のISP等と組み合わせて利用することができるか問い合わせた所、【理論的には可能です。ただしIPV6の解除に1週間程かかり、再度契約するさいも同じく1週間程かかります。】との返答を得ました。これでもし別ルーターを買っても改善しなかった際の対応の道筋が確約されたので
近くの量販店でNECのWG1200HS4を購入して取り付けケーブル接続してルーターの設定画面に入るとIPV4、IPV6共利用可能との表示でしたので説明書通りにファームウェアを更新してルーターのリセットが掛かった後、ブラウザを立ち上げ直してみると、特に他に何も設定等はしていないのですが、問題なくDS-LITE方式で繋がるようになっておりました。
 みんなのスピードテストでもIPV4とIPV6共にクロスパス判定されております。
(昨日23:30頃の測定でIPv4 500Mbps IPv6 600Mbps以上出ており
pingも両方共6-12ms程度で良好です。)
NECを選んだ理由は価格コムさんのクチコミ情報等からNECが良さそうと思ったからです。

余談ですが、
  IOデータさんのサポートの方が言うには、DS-LITE方式ではかんたん接続設定で自動接続できずに手動設定する割合のほうが多い、MAP-E方式なら自動接続設定で行ける可能性が高い。とも
言っておられましたので、参考に書いておきます。

また、これもさらに余談ですが、
 私は4/8の書き込み時点ではまだ楽天のIPv6の開通がされていないと思っていたのですが、よくよく調べてみると、光回線工事日と同じ日にipV6開通のお知らせメールが来ておりました。<【重要】必ずお読みください>の表記はありました。
ただ、メールの送信元が楽天ひかり名義ではなくinfo@boradband,rakuten,co,jpからで、これをうっかり見落としていました。(もっともその時点ではipv6工事が別に必要であり、開通メール通知が別に来ること自体を認識していなかったのですが(苦笑)
 工事1週間程前にきた楽天ひかりからの書類にもこの点について特に注意説明等なし)

          以上が今回のトラブルの現時点の全てです。ご参考になれば幸いです。

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