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2015年10月18日 (日)

掩蔽観測用GPS/1PPS発光器(弐/参) - 時刻表示ユニット - 概要

掩蔽(星食)観測の動画から出現・潜入の時刻を割り出すだけなら1PPS発光器で十分です。ある程度の長さ(3秒~12秒くらい)録画しておけばそれを分析して掩蔽の時刻ss.sss秒がわかります。掩蔽の時刻が予測と30秒違うということはあり得ませんのでこれだけで時刻が正確にわかるということになります。

もっとも実用的にはふつうのデジタル時計みたいに時刻が表示された方がいいでしょう。あと○分○○秒で潜入予定と準備ができますから。
Imgp02651000

時刻表示ユニットは1PPS信号出力の有無とは無関係に動作します。ただしいったん電源が喪失すると正しい時刻は表示されません。

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(業務連絡)
時刻表示ユニットは今回の出荷物には含まれていないのですが、それじゃあんまりなのでプログラム書込み済のPCI16F648Aと4桁LEDは出荷物といっしょに入れておきます。
上の写真では配線がよくわからないと思いますが、これから用意するプログラム編次の記事を見ればどう配線するのかはだいたいわかると思います。

  「掩蔽観測用GPS/1PPS発光器(弐) - 時刻表示ユニット - 配線

上の写真を見て他に(すぐに用意できそうにない)必要な部品があったらお知らせください。

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これもPICもLEDもあるんだったら「掩蔽観測用GPS/1PPS発光器(参) - LED駆動ユニット - 概要」と同じように“デッドコピー”を作ればいいようなものですが、じつはこちらはもう次期バージョンの準備を進めているのです。
Imgp02661000

8桁LEDが準備してあるのに今さら4桁のをもう一つ作るのは、というわけです。

4桁の場合4bit使ってダイナミック点灯していました。8桁の場合8bit使えばいいわけですが、それはばかばかしいです。上の基板は「PICの出力ピンを増やす方法」に書いたBCD-to-Decimal Decorderのようなものを使っているのだと思いますが3bitで8個のLEDをコントロールできます。

この基板に4桁用の出力を接続したらどうなるか?
4桁のうち上位3桁を上の基板に入力すればちょっと配置がヘンになりますがちゃんと時刻が表示されるはずです。

おもしろそうなのでちょっとやってみたくなりました (^^;;

なおLCDディスプレイはありI2Cで簡単に接続できるのですが、掩蔽観測に使うのであれば視認性のいいLEDの方が使いやすいような気がします。LCDはバックライトが必要になるので電流消費も(夜使うので最低限の明るさで済む)LEDより大きいのではないでしょうか。

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コメント

至れり尽くせりでありがとうございます(≧∇≦)
ところでICPSってなんですか??

PICのプログラミングを上のように基板に実装したまま行うことを言います。
つまりPICを基板にはんだ付けしたあとでもプログラムの変更が可能ですし、今回は今使っている基板のPICからプログラムを吸い出して別のPICに書き込むということをやっています。

上の基板ではPICの両側にあるピンソケットにPICKitを接続してプログラミングを行います。

なるほど〜
今のところ何の部品が足りないのかもよく分からないです(;´Д`A
多分大丈夫かと思います。

はい、どれもどこのお店にも売っているような部品なのでだいじょうぶだと思います。
足りなかったら調達お願いします。
小物だったら封書で送ります (^^)

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