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2015年10月20日 (火)

掩蔽(星食)観測用GPS/1PPS発光器(弐) - 動作・機能の確認方法

1PPS発光器の動作・機能は以下の手順で確認します。

ニッケル水素充電池を使ってください(充電池はセット済みです)
充電池は常にセットしておいてください(充電時を除きます)
充電池がない状態で電源スイッチをオンにしないでください。
電源スイッチがオフのまま保存する場合も数週間に一度充電を行ってください。

スイッチやコネクタの位置は関連記事で確かめてくさい。

なお1PPS発光器はタイムインサータの代用品みたいに思われるのですが、分析方法が適切であれば精度は非常に高いです。タイムインサータを使って行った星食観測の仮整約結果を見つけたので比較してみたのですが、この1PPS発光器を使った星食観測の仮整約結果はタイムインサータによる結果に劣るものではありませんでした。

この1PPS発光器を使った観測の仮整約結果は例えば

  「SAO145938掩蔽(星食)観測報告(2014.12.26)

に16例あります(No.6とNo.7はあんまり結果がよくありませんが、この二つは重星の観測であるため星表位置と実際の恒星位置が異なるためです)

基本的な動作

1. GPS受信モジュールユニットのスイッチを投入し青色LEDが点滅することを確認します。 青色LEDはスイッチ投入直後から点滅します。もし点滅しないときは電池の端子電圧を確認し1.2V以下のものがあれば充電してください。 四つとも十分な端子電圧があるのに青色LEDが点滅しない場合は故障です。

2. そのまま数分から十数分待機し赤色LEDが点滅するのを待ちます。 空が見える場所で行います。室内あるいは建物の影になっている場合は赤色LED点滅まで十数分かかることもあります。室内あるいはそれに類する場所でテストする場合はアンテナの表面が戸外を向くように横向き設置します。 十数分待機しても赤色LEDが点滅しない場合は、障害物のない屋外でさらに10分程度待機しそれでも赤色LEDが点滅しない場合は故障です。
一度赤色LEDが点滅する状態にすれば、電源スイッチを切り再投入した場合の待機時間は数秒~数分で済むようになります。

LED駆動ユニット

3. 赤色LEDが点滅している状態で電子ブザーのスイッチをオンにします。赤色LEDの点滅に合わせてピ音がします。 赤色LEDが点滅しスイッチがオンの状態でピ音がしない場合は故障です。

4. 三原色LEDのコネクタを接続し光量調整用の可変抵抗器を右にいっぱい回します。赤色LEDが点滅していれば三原色LEDが赤色LEDの点滅に合わせて点滅します。 各秒の発色は0.1秒間の前半は0秒台、10秒台が赤、20秒台、30秒台が緑、40秒台、50秒台が青です。0.1秒間の後半は毎0秒、3秒、6秒が赤、毎1秒、4秒、7秒が緑、毎2秒、5秒、8秒が青です。毎9秒は前半・後半とも無発光となります。 前半、後半の発光色を見分けるのは難しいのですが、可変抵抗で光量を弱くして前面からのぞき込むと色に応じて発光する位置が変化するのでわかりやすいです。

光量は1PPSの開始時及び終了時にもっとも大きくなります。カメラ(動画)で写し光量が変化していることを確かめます。撮影条件は掩蔽の観測時と同じにします。この場合発光開始の直後と発光終了の直前で画像が白飛びするのが適切な光量です。
信頼できる報時信号と比較し00秒に赤=赤の発光パターンになることを確かめます。
光量調整用の可変抵抗を右にいっぱいに回しても点滅しない場合、点滅パターンが上の違う場合、可変抵抗で光量が変化しない場合、十分な光量が得られない場合、報時信号とパターンが一致しない場合は故障です。

最後に延長ケーブルを使っても三原色LEDが点滅することを確認します。延長ケーブルを使う場合はピンヘッダで接続します(実際の観測で延長ケーブルを使う場合は中継部分をテープなどで固定してください)

RS232C I/Fユニット

TeraTern、u-centerをPCにインストールしておきます。

必要に応じで延長ケーブルを使用します。延長ケーブルを使わない場合はピンソケットをはんだ付けしたもので接続します。

5. 添付のケーブルでPCのRS232CコネクタとRS232Cユニットを接続します。
TeraTerm等でメッセージが表示されることを確かめます。ボーレートは9600bpsです。
メッセージは1PPS信号の出力(赤色LEDの点滅)とは無関係に常に出力されています。
6. u-centerを起動し緯度・経度、時刻等が正しく表示されること、view-GoogleMap で現在地が地図上に正しく表示されることを確認します。

7. u-centerでGPS受信ユニットの動作をカスタマイズすることができますが、この機能を確認するときはマニュアルを熟読し操作方法・操作の影響を理解した上で行ってください。
確認はタイムパルスを毎秒1000回にする等で行います。

時刻表示ユニット

8. このユニットは含まれませんが、電源電圧、信号線のコネクタは用意してあります。
テスター、オシロスコープ等で電圧、TTY出力を確かめます。

掩蔽観測用GPS/1PPS発光器(弐) - 時刻表示ユニット - 配線」に書いたように最初はブレッドボードで動作を確認すればいいと思います。



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