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2015年11月 7日 (土)

Astrometry.net に意地悪してみた - 大気差編

まともな画像でまともな結果が得られることはわかったので、今回は変化球で行きます。

地平線ギリギリにあるカノープス(右下ビルの谷間)の写真です。
Imgp3963mask21000


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ちょっと見ほとんど恒星が写っていないように見えますし、この画像にはそれ以上の問題があります。
Imgp39635002

地平に近いところなので大気差がすごいです。単に浮き上がって見えるだけなら撮影した方向が違うと思えば同じことですが、そんなに甘くはありません。

地平近い恒星(カノープス)は大きく浮き上がり、そこから地平から離れるほど大気差の影響は小さくなるのでそんなに浮き上がらなくなります。

黄色いクロスは大気がないと仮定したときの恒星の位置、緑のクロスが大気差の影響で浮き上がって実際に見える位置です。

Astrometry.netは恒星間の相対位置の関係でどこを写したものか判断しているように思うので、こんな画像は相手にしてくれないように思います。

で、結果は
Imgp3963mask2astrometry

もう脱帽です。

これも必死で星像の位置を探してくれているようです。
Imgp3963mask2astrometryext


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