JJY受信機を作る - アンテナとプリアンプ
その後回路定数の調整とかレイアウトの調整とかアンテナ位置の調整とかやっていたらけっこうまともな状態で受信できるようになりました。

グラフにあるゲインを合計すると93dBですが、勘違いがあり実際は84dBくらいです。また回路に正帰還がかかっていたようで出力電圧がちょっと高めに出ているようです。
電波時計を作るくらいだったらもうそのまま使えるんじゃないでしょうか。パルス幅は0.2秒、0.8秒、0.8秒、0.5秒、0.5秒ですのでポジションマーカー、0、0、1、1と秒信号が送られてきています(「JJYの報時信号の送出方法」)
あいかわらずスペース部分のキャリアは検出できていない模様です。
なお上のグラフに“-3dB”というのがありますが、これはメーター式のテスターをうっかり接続したままにしていたため出力が分圧されたためです。BPFの出力は実際はこの2倍あります。
またその前の合計が前回100dBだったのが96dBになっているのは発振対策でプリアンプのゲインを下げたためです。

グラフにあるゲインを合計すると93dBですが、勘違いがあり実際は84dBくらいです。また回路に正帰還がかかっていたようで出力電圧がちょっと高めに出ているようです。
電波時計を作るくらいだったらもうそのまま使えるんじゃないでしょうか。パルス幅は0.2秒、0.8秒、0.8秒、0.5秒、0.5秒ですのでポジションマーカー、0、0、1、1と秒信号が送られてきています(「JJYの報時信号の送出方法」)
あいかわらずスペース部分のキャリアは検出できていない模様です。
なお上のグラフに“-3dB”というのがありますが、これはメーター式のテスターをうっかり接続したままにしていたため出力が分圧されたためです。BPFの出力は実際はこの2倍あります。
またその前の合計が前回100dBだったのが96dBになっているのは発振対策でプリアンプのゲインを下げたためです。
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「JJY受信機を作る - JJYの電波がつかめた!」ではブロックダイアグラムだけだったので今回はプリアンプ部分の回路です。
ただ何も考えずに作っているのであんまり参考にはならないかもしれません。ここはこうした方がいいというようなアドバイスは大歓迎です。

じつは発振気味でR4に並列に200kが入れてあります(これが100dB-96dB = 4dBの分)がまだ完全に安定したとは言えない状況でだましだまし使っています。
===> 解決したと思います。
「JJY受信機を作る - 続・アンテナとプリアンプ」
たぶんレイアウトにも問題があるんでしょう。

ケースに入れて屋外で使うことを前提に考えています。接続は4芯のシールドケーブルを使っていて電源は±5Vを外部から与えています。
雑音が問題なければ基板右の空き地にMAX232Nを置き電池4本から±電源を作って使えるようにしようかとも思っています。
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「JJY受信機/電波時計の製作記事を集めてみた」
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「JJY受信機を作る - バーアンテナとその特性」
「JJY受信機を作る - 状態変数型フィルタの周波数特性」
「JJY受信機を作る - JJYの電波がつかめた!」
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「JJYの電界強度と受信機の必要利得(増幅率)」
「JJY受信機を作る - すでに40kHzのキャリア(連続波)を検出できてるっぽい」
「標準電波JJY - 変調波振幅の「最大100%、最小10%」の意味」
「JJY受信機を作る - 40kHz/60kHzクリスタルフィルターの功罪」
「音で聴くJJY - プロダクト検波による復調」
「クリスタルフィルターの効果を目と耳で確かめる - JJY受信機を作る」
「標準電波・長波JJYが停波するとき」
「JJY搬送波の周波数をGPS/1PPSで測ってみた」
「標準電波にVCTCXO・VM39S5GをPLLで同期してみた - 長波JJY受信機の製作」
時刻
「時刻標準について」
JJY
「JJYの報時信号の送出方法」
「JJYの受信法」
「JJYを受信したい(要旨)」
参考 「NICT 情報通信研究機構 - 電磁波計測研究所 - 時空標準研究室
- 日本標準時グループ 」
PLL
「高精度発振器をGPS受信モジュールとPLLで作る - はじめに」
アナログ乗算器
「四象限アナログ乗算器(マルチプライヤー)EL4083の使い方 - 1」
アンテナ
参考 「RFワールド - ラジオで学ぶ電子回路
- 第1部 ラジオのための基礎 第1章 ラジオの電波 」
状態変数型フィルタ
参考 「群馬大学 KobaLab@JP - 発振を利用したアナログフィルタの テスト・調整 」
JJY受信機
参考 「JR7CWK - 長波JJY受信機の制作」
補足
電波時計モジュール
「JJYを受信する(訂正あり)」
「電波時計モジュールを使ってみた(1)」
「電波時計モジュールを使ってみた(2)」
「電波時計モジュールが「使えない」理由」
「GPS受信モジュールあれこれ」
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コメント
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こんばんは、いつも拝見しています。
基板は秋月のこれ↓
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-04303/
ですよね。グランドパターンが弱いのではないかと思います。
私だったら裏面中央の空いたところに銅箔テープを貼ってグランドとします。
私はサンハヤトの銅箔テープを切って使ってます。
既にやっておられたらごめんなさい。
投稿: edy | 2015年11月30日 (月) 18時52分
銅箔テープは別目的で買って置いたものがあるので試してみます。手を近づけると発振が止まったりしますし、おっしゃるとおりではないかと思われます。
結果はあらためてお知らせします。
ありがとうございました m(._.)m
投稿: セッピーナ | 2015年11月30日 (月) 19時36分