スペースデブリWT1190F - 札幌/東京/沖縄の見え方の違い
“見え方の違い”と書いていますが、別に見えるという前提でもないです。
まあ、いわゆる“ネタ”なんですが、ほんとに見えたら(撮れたら)どうしましょう (^^;;
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「まさに“天誅が下る”スペースデブリWT1190Fの大気圏突入 - HORIZONSの位置予測」に書いたように13日金曜日の明け方になるとWT1190Fは地球から10万㎞くらいのところまで近づきます。こうなるととうぜん見る場所によって見える場所も違っています。
今回はAPS-Cに100mmのレンズを取り付けて写したとしたら見える場所がどのくらい違うかを図にしてみました。使ったデータは今日「(NASA JPL) Horizons Web Interface」で取得したものです。と言っても先日の記事とそんなに変わっているわけでもないのでこれで確定と思って問題ないでしょう。
午前4時30分の東京での天頂が上になるように作ってあります。一晩中見える位置にあるのですが、撮れるとすれば地球に近くなる明け方だろうと思ったからです。
(図はちょっとズルして作ったので沖縄、札幌の位置は多少違っているかもしれません。余裕があったら作り直します)
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上の図だと暗い星ばかりでどこだかわからないと思います。
「スペースデブリWT1190Fはいっかくじゅう座から降ってくる! - 大気圏突入の日の位置予測図」の星図や「スペースデブリWT1190Fはここから降ってくる - 写真版位置予測図」にある写真を参考にしていただければどのあたりだかすぐにわかると思います。とてもわかりやすい場所です。星座オンチの私だってわかるのでだいじょうぶです。
なお、沖縄・北海道でもなく那覇・札幌でもない理由は以前書いたとおりです。
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他の記事を読んでくれ、ではあんまりなのでもう少し“引いた”図を作ってみました。
右側にオリオン座があります。この図のちょっとだけ右側にベテルギウスがあります。
はやい時間はもっと左に傾いて見えます。
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関連
「スペースデブリWT1190Fはいっかくじゅう座から降ってくる! - 大気圏突入の日の位置予測図」
「スペースデブリWT1190Fはここから降ってくる - 写真版位置予測図」
「スペースデブリWT1190F - 札幌/東京/沖縄の見え方の違い」
「まさに“天誅が下る”スペースデブリWT1190Fの大気圏突入 - HORIZONSの位置予測」
「スペースデブリWT1190Fの最後の一日 - HORIZONSによる位置予測」
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「アルデバラン食出現時刻早見地図(全国版、2015年11月26日)」
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「スペースデブリWT1190Fはここから降ってくる - 写真版位置予測図」
「はやぶさ2のスイングバイを東京で見たら - 位置予測の試み」
「東京でカノープスを見るには?」
「小惑星2015 TB145の位置予測のまとめ」
「ラブジョイ彗星の位置予測と見つけ方のまとめ - 2015年1月~2月」
参考
「(NASA JPL) Horizons Web Interface 」
関連
「恒星の位置計算 - ヒッパルコス星表の使い方から大気差の計算式まで」
「過去記事の一覧(天文計算、測定、電子工作)」
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