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2015年12月30日 (水)

東方最大離角の日、久しぶりに見えた水星

今日はめったにない天気のよさで暗くなりかけた空を見上げていたら何か光るものが見えるような気がしました。双眼鏡を取り出して見たら何もなかったのですが、空に低いところを一通りみたらけっこう明るい星がありました。

写真を撮ってあったので周囲の恒星との位置関係を確認したら間違いなく水星でした。
何年ぶりでしょうか (^^;;
Imgp10591000

水星の東方最大離角の日 2015年12月29日 17時30分02秒±2秒
PENTAX Q7 + 06 TELEPHOTO ZOOM
f=15mmくらい、F2.8 ISO800 0.8秒

いつもは“泣く子とお天気には勝てない”ということになるのですが、今日は東方最大離角の日なのに快晴でした。もっとも夜になると曇ってしまいましたが。

上の写真は写っていた恒星の位置から画像の撮影条件を求めこの範囲にある6等星より明るい恒星の位置をプロットしたものです。

ほとんど恒星は写っていないと思っていたのですが、あるはずの位置を見るとちゃんと星像があるというものがけっこうあります。

水星周辺の拡大図です。ほとんど地平線に近いところでのまだ暗く成り切れていない時間帯での撮影ですが少なくともHIP 100195やHIP 98258はちゃんと星像があります。さすが正月で空気が澄んでいるのでしょう。
Mercuryenl


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関連

  「
恒星の位置計算 - ヒッパルコス星表の使い方から大気差の計算式まで

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写真から未知の天体の赤経・赤緯を求める (1)
  「「写真から星の座標を得る」アプリ

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天文計算」カテゴリの記事

コメント

水星、なかなか明るいですね!
カレンダーで東方最大離角を知っていましたが、西側なのであきらめてました。
しかしこれだけ明るいのなら普通にカメラで撮れますね。

貴重な最大離角での水星、楽しませていただきました^^。
そういえば、私も水星ずっと見ていないかも、半年前には撮ったかな。

はい、カメラのファインダー(ディスプレイ)を見てもとても明るく感じました。
なんとなく光る点が断続的に見えていました。気のせいじゃないと思います。
暗くなってからもう一度見ようと思ったのですが、街頭やネオンに紛れてわからなくなっていました (^^;;
ここのところ空気もきれいですし、肉眼で見るのにトライするにはいい時期なのではないでしょうか。

このとき水星は-0.5等級なんですね。

で、本題は
あけましておめでとうございますm(_ _)m
でした。

今年も本ブログで勉強させていただきますv^^v

あけましておめでとうございます。
こちらこそ今年もよろしくお願いします。
今旅行中でブログからは遠ざかっています (^^;;

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