GPS受信モジュールNEO6M-ANT-4Pはまじおすすめ、現在在庫数 76
「GPS受信モジュールNEO6M-ANT-4Pはまじおすすめ、でももう在庫切れ (^^;;」
だったんですが、
attendのGPS U-blox NEO-6M 大幅値上げ。。。 https://t.co/uEI0GWecun 10MHzが出せることが分かったので、一部のコアな人には人気なんでしょうね。
— もあ (@morecat_lab) 2016年3月14日
ということらしいので、タイトルを変更しました。在庫数はaitendo さんの製品ページにあった2016年3月15日19時現在の参考在庫数です。
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これまでGPS受信モジュールをいくつか使ってきました。それぞれに個性がありいろいろと悩まされました(「GPS受信モジュールあれこれ」)
実用(私の場合は掩蔽観測)になるまでずいぶんと時間がかかったものです。
aitendo さんの扱っている NEO6M-ANT-4P はそういう悩みから解放してくれる製品です。他の製品に対してどんなところがすぐれているかまとめてみました。
NEO6M-ANT-4PのGPS受信モジュール(他にアンテナがついています)
黄色い配線はTIMEPULSEを引き出すために追加したものです。またピンヘッダは製品には添付されていません。
項目 | 内容 | 備考 |
価格 | \2,780._ |
アンテナもセットでこのお値段です。ちょっと信じられないような値付けです。 ==>値上げされたみたいですが、それでもまだ十分リーズナブルだと思います。 u-blox6だからということかもしれませんが、私も使っているLEA-6のGE-612Tは\3,980のままです。 |
チップ | u-blox6 NEO-6M |
古いと言えば古いです。そこが気になる方はやめた方がいいでしょう。 もっともaitendoさんはu-blox5の製品も扱っています。 |
1PPS | TIMEPULSE 0.25Hz-1kHz |
じつは1PPS出力端子はありません。
しかし上の写真にあるように基板上から簡単に引き出すことができます。データシート上は1kHzまでですが、実際はもっと高い周波数まで行けるようです。 「(改訂版)高精度10MHzの出力ができそうなGPS受信モジュール」(とそのコメント)にあるように12MHzの安定な(ジッタの小さい)出力が得られたというコメントもいただいています。 トランジスタ技術の2016年2月号にこのモジュールの10kHz出力を使った製作例があり、それが在庫切れの一因かもしれません。私のブログが原因ということはないでしょうから。 このように基板に実装されたもので1PPSのLEDがついている場合はすぐにわかりますが、u-bloxはどの型番でもデータシートが公開されていますのでどのピンはTIMEPULSEかはすぐにわかります。(少なくとも私が調べた範囲では)3番ピンあたりが多いようです。 |
I/F | UART 4.8k~115.2k NMEA/UBX |
デフォルトは9600、NMEAでGSV, RMC, GSA, GGA, GLL, VTG, TXT です。 基板上にNEO-6Mを実装してあるわけですからピンから配線を引き出せばUSB、SPI、I2Cも使えるのかもしれません。 EEPROM搭載とあるのでI2Cはそこで使ってしまっているのかも? |
電源 | 3V~5V | 動作電圧範囲はやっぱりこのくらい広くとってほしいものです。 動作電流は書いてありません。これは実測しておきますが、あんまり期待(?)しない方がいいような気がします。 ===> かなり変動しますが3V電源で70mA~80mAくらいを目安に考えておけばいいでしょう。 |
バックアップ | バックアップ用電池あり | バックアップ仕様が製品によっていろいろで、かつその意図がよくわからなくてこれまでさんざん泣かされてきました。(私の思い違いかもしれないのですが)特にGE-612Tが難解です。 (「バックアップあれこれ」) この製品はバックアップ用電池付きですから何も考える必要はありません。 |
実装 | 2.54㎜ピッチ、4端子ピンヘッダ | 実装(はんだ付け)はこれまでほんとうに苦労しました。1.27㎜ピッチあるいはそれ以下のピンとかわけのわからないソケットとか(「GPS受信モジュールあれこれ」) これは2.54㎜ピッチのふつうのピンヘッダをはんだ付けするだけでもブレッドボードでも基板でも自由に使えます。これだけでも買う意味/値打ちがあると思います。 |
アンテナ | 外部(I-PEX) | 外付けですがソケットはあります。 ただこの製品にはアンテナが付属してきます (^^) 思ったより大きかったですが電波のつかみはよかったので私的には満足です。感覚的にはGE-612Tを上回りGM-5157Aといい勝負です。GE-612Tにこのアンテナを付けたらどうなるんだろうというのが気になってきました。 |
上の写真の裏側
TIMEPULSE(1PPS)出力を加えて5端子になっています。
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これ、トラ技2月号をみてちょっと欲しいと思ったやつです^^。
すでに入手済みとはさすがですね~^^。
トラ技、高精度10MHzを得る記事が面白かったですが、読まれたのですね。
昨日読んでいてわかったのですが、GPSが送信するうるう秒データ「積算うるう秒ΔtLS」は12.5分に一回しか放送されていないこと。(56ページ左あたり)
バックアップなし状態からの起動では、1PPSはともかく、正しい秒を得るには平均6分以上かかることになりますよね。自分の経験している1秒違いのGPS時計は、このへんが関連してるのかもと疑い始めています^^;
投稿: ほよほよ | 2016年1月15日 (金) 08時27分
これほんとうにお勧めです。今TIMEPULSE出力の数十kHzから10MHz超の周波数安定度を調べているところです(もっともやっぱりPLLを使うべきだという方向に傾きつつありますが)
2月号は読みごたえがありましたね。
久しぶりにトランジスタ技術を手にとった感覚は“あれ?軽い!”でした (^^;;
2月1日のオフ会(トラ技 GPS技術交流会)に参加予定です。
まだ定員に達していないようですよ (^^)
投稿: セッピーナ | 2016年1月15日 (金) 09時17分