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2016年6月20日 (月)

青いフラウンホーファー線がよく見えないのは歳のせい?

タイトルは「青いところにあるフラウンホーファー線が....」が正しいのかも。

これまでフラウンホーファー線の記事を書くときF線~E線~D線あたりの画像・データを使っているものが多いです。撮影するとき視野の中心に来るので撮りやすいということがあるのと写りがいいことがあります。

青い方や赤い方はそのうちちゃんと撮れてから記事にしようと思っていたのですが、らちがあかないのでそろそろ記事にすることにしました。

スペクトル画像の全体像
Imgp8858m46d31430

あいかわらずちゃんと見えるのは緑のところだけです。赤い方はピントが合っていないのでしようがないのですが青い方はピントをあわせ露出を大きくしてもこんなものです。

青い部分の拡大図(縦方向に引き伸ばしてあります)
Imgp8858m46d3143040070001300p

吸収線があるのはわかるのですが、なんだかぼんやりしています。

ところがこれを数値化(+一次元化)すると様相ががらりとかわります。

 

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420nm~480nmの範囲の分光分布曲線
Imgp8858m46d31430420480

画像から考えると信じられないくらいシャープな吸収線がいくつも見えます。理科年表の“主な太陽吸収線”にあるものはだいたいどこにあるかわかります。

なおWikipediaでG線とされるCa/Feの吸収線のあたりは吸収線というより吸収帯という感じです。それから理科年表のd線とWikipediaのd線がまったく違う場所にあるのも不思議です。理科年表のd線はWikipediaではe線の扱いです。

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数値化されたデータを再画像化したもの。
Imgp8858m46d31430svg420480v

今回の再画像化は画像上の位置が波長と線形になるように作りましたが、それでも見えないものは見えないわけで...

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加齢で高い周波数の音が聞こえなく(聞こえづらく)なるというのがありますが、あれとおんなじで短い波長(波数の大きい)光は見えなくなる(見えづらくなる)ものなんでしょうか。

一度若い人といっしょにこの画像を見てみたいものです。

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ヒトの目は青い光には鈍感という話があるので、青を緑に、緑を赤に、赤を青に変換してみました。
Imgp8858m46d31430svggbr420480

かなり見やすくなりましたが、やっぱりグラフで見るほどにはシャープじゃないようです。


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