“見え方の違い”と書いていますが、別に見えるという前提でもないです。
まあ、いわゆる“ネタ”なんですが、ほんとに見えたら(撮れたら)どうしましょう (^^;;
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「まさに“天誅が下る”スペースデブリWT1190Fの大気圏突入 - HORIZONSの位置予測」に書いたように13日金曜日の明け方になるとWT1190Fは地球から10万㎞くらいのところまで近づきます。こうなるととうぜん見る場所によって見える場所も違っています。
今回はAPS-Cに100mmのレンズを取り付けて写したとしたら見える場所がどのくらい違うかを図にしてみました。使ったデータは今日「(NASA JPL) Horizons Web Interface」で取得したものです。と言っても先日の記事とそんなに変わっているわけでもないのでこれで確定と思って問題ないでしょう。
午前4時30分の東京での天頂が上になるように作ってあります。一晩中見える位置にあるのですが、撮れるとすれば地球に近くなる明け方だろうと思ったからです。
(図はちょっとズルして作ったので沖縄、札幌の位置は多少違っているかもしれません。余裕があったら作り直します)
「(NASA JPL) Horizons Web Interface 」の位置予測は明日あたり更新されそうな感じですが、今日取得したデータで位置予測図を作ってみました。大気圏突入前夜(12日夜、13日金曜日未明)の位置です。
ずいぶん端の方にありますが、適当な写真がなくて....
私が夜空を見上げてわかる唯一の星座オリオン座の近くなので場所はわかりやすいです。
デブリというと周回軌道からじょじょに高度を下げて大気圏に突入するものかと思っていたのですが、そうではないものもあるようです。
「スペースデブリWT1190Fの最後の一日 - HORIZONSによる位置予測」に書いたようにWT1190Fは見た目は静止衛星のように見えます。
「(NASA JPL) Horizons Web Interface 」から位置予測を取得し(11月)13日の金曜日の大気圏突入の日とその前日の動きを星図にプロットしてみました。
恒星の位置はヒッパルコス星表、WT1190Fの位置は「(NASA JPL) Horizons Web Interface 」によります。
星図はAPS-Cのカメラに35mmのレンズをつけて撮った写真と同じ画角を示しています。午前3時の東京での天頂が上になるように作りました。
「スペースデブリWT1190Fの最後の一日 - HORIZONSによる位置予測」の記事を書いていて不思議に思うことがありました。
とてもゆっくりした動きをしているように見え、まるで静止衛星のようです。もちろん静止衛星が大気圏に突入するわけはありません。
ふつう人工衛星の大気圏突入というと地球を周回している衛星が徐々に高度を下げ大気圏に入って燃え尽きるというのをイメージしてしまうのですが、このスペースデブリはまったく違った動きをしていました。
今度は「(NASA JPL) Horizons Web Interface 」から三次元座標データを取得しWT1190Fの時間に対する距離と速度の変化を調べてみました。
最新の位置予測があったので懲りずにまた書きました。
「はやぶさ2の位置光度予測図(11月22日版)」
要するに下記の内容はぜんぜん役にたたないことがわかりました (^^;;
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さきほど「(NASA JPL) Horizons Web Interface 」のデータをもとにして「はやぶさ2のスイングバイを東京で見たら - 位置予測の試み」の記事を書きました。
書いたのいいのですが、そのあとJAXAの「はやぶさ2地球スイングバイ軌道データ」のデータ(「JAXA はやぶさ2プロジェクト - 「はやぶさ2」の地球スイングバイについての情報を公開します! 」から取得できます)をもとに位置を計算してみたら「(NASA JPL) Horizons Web Interface 」のデータとまったく違っていました。あせってうろたえいろいろ書いてしまったのですが、その後いろいろやっていたらまったく違っているということではないようです。
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なお本気で撮影したいという方は私の駄文より次の記事が参考になると思います。
「日本惑星協会
- 2015年12月03日「はやぶさ2」地球スイングバイの観測について(東京を基準として解説したもの) 」
「星の子館 - 天文台
- 2015年12月3日の「はやぶさ2地球スイングバイ」観測キャンペーン 」
撮影計画をたてるときは次の二つをご覧ください。
「2015年12月3日の「はやぶさ2」地球スイングバイの観測について(参考情報 その1) 」
「2015年12月3日の「はやぶさ2地球スイングバイ」観測キャンペーン(観測の参考情報 その2) 」
最新の位置予測があったので懲りずにまた書きました。
「はやぶさ2の位置光度予測図(11月22日版)」
要するに下記の内容はぜんぜん役にたたないことがわかりました (^^;;
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はやぶさ2のスイングバイを東京から見たらどのあたりに見えるかを図にしてみました。
数時間前、この図がJAXAの発表しているデータとまったく違っているように見えたので、うろたえて記事の取り消しを“宣言”したのですが、実際はそうでもないようです。
==> 「JAXAのデータではやぶさ2の視位置を予測する」
惑 さんの「2015年11月のおすすめ天文イベント 」にインスパイアされて書いてみました(“インスパイアされた”って誰が使い始めたんでしたっけ?)
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なお本気で撮影したいという方は私の駄文より次の記事が参考になると思います。
「星の子館 - 天文台
- 2015年12月3日の「はやぶさ2地球スイングバイ」観測キャンペーン 」
撮影計画をたてるときは次の二つをご覧ください。
「2015年12月3日の「はやぶさ2」地球スイングバイの観測について(参考情報 その1) 」
「2015年12月3日の「はやぶさ2地球スイングバイ」観測キャンペーン(観測の参考情報 その2) 」
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12月3日19時頃APS-Cのカメラに21mmのレンズをつけ東の空を撮る、というのを想定しています(21mmのレンズではやぶさ2が撮れるとは思えませんので念のため)
ちょうどオリオン座が登り始める頃です。この図の上にアルデバランがあります。オリオン座を突っ切っていくわけですから、これ以上探しやすい場所はないのですが仮に見えるとしてもよほどの大口径じゃないと難しいでしょう。たまたま太陽光を反射して、というのはあるかも。
こういう話になると思い出さるのはミサイル追尾技術を転用したというあの望遠鏡です。
実況(?)やってもらえないものでしょうか( <== よく考えたらこれはできそうになかったです)
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